2015年10月20日火曜日
「紗栄子さんは2000億円とお付き合い」(by 安藤優子)
10月19日配信の『日刊スポーツ』ネットニュースによると、ダルビッシュ有(29)の元妻、紗栄子(28)が大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などの運営会社社長、前沢友作(39)と交際していることがわかったらしい。
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記事によると「紗栄子は今秋に知り合った前沢氏との交際をスタートさせていた。2人は多忙なスケジュールの合間にデートを重ねているという。」なのである。
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「今秋」といえばいま現在である。で、速攻「交際」をスタートさせているわけである。つまりこれ、私にいわせていただければ、出会い頭の一発である。「で、名前なんつったっけ?」である。下品ですまね。
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しかし問題はむしろ私の品格にではなく、「交際」という言葉にあるのである。「付き合い」でもいい。それはいったい具体的にどのような状態を指しているのであろうか? なのである。実際のところ、そのときどきで微妙にニュアンスが変わるのである。だから私のような連想も生まれがちになるし、メディアも気軽に書いてしまうのである。
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「交際」とか「付き合い」とかは、ヌエのように正体不明な言葉なのである。しかし真実を愛する身としては曖昧にしたくないのである。どこでどうなったら「交際」または「付き合い」をしていると判定されるのであろう?
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常識的には、である。常識的には、「交際」といったって「付き合い」といったって、肉体関係のことばかりを差しているわけではないのである。プラトニックな「交際」や「付き合い」というものはあるわけである。つまりまずは精神的な結びつきというわけである。
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しかし、そんな精神的な結びつき、などといわれると、かえって判定が難しくなるではないか、と思うのである。心の中までは覗けないのである。一緒にカフェでコーヒーを飲んだとしましょう。それで「交際」になるのかならないのかは当人たちの気持ち次第、ということなのである。で、同じ言葉の先にはさらに肉体関係があるのである。これでは言葉の機能として不完全すぎやしませんか、なのである。
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なにをまた小学生みたいなくだらない屁理屈を、と笑われそうである。しかしこれらの言葉の曖昧さには常日頃からイライラさせられているのである。誰でも彼でも駆け込んでくる破れ寺みたいな言葉である。芸能ゴシップなど放っておけばいいのだが、そうもいかないところが辛いところなのである。
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あるいは、そういう男女間のことはあけすけにいうものではなく、ぼんやりぼかしておくところに日本的な美意識があるとかなんとかいわれるかもしれない。ではお聞きしますが、片岡愛之助と藤原紀香がシレッと「いいお付き合いをさせていただいております」といったら、どんなふうにお感じになられますでしょう?
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私の場合はすぐに「四十八手」という言葉を思い浮かべるのでございます。どんないいかたをしても下品なものは下品でございます。だからはっきりさせたいのである。
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「四十八手」。こういう、しっかりした中身のある言葉で「交際」なり「付き合い」を語っていただきたいものである。そうでなければ、こちらは鼻先であしらわれたようではなはだ不愉快なのである。
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ちなみに、『日刊スポーツ』の同記事へ誘導するタイトルキャッチは『紗栄子と「日本の富豪」熱愛 今秋知り合い即!』であった。私に負けず劣らずゲスである。まあ、しかし紗栄子と友作は肉体関係はあったけれども「交際」はしていないパターンだろうと思うのである。
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「日本の富豪」を説明しておくと、友作が代表を務める「ZOZOTOWN」などの運営会社「スタートトゥデイ」は、2012年に東証1部に上場しているのである。その友作の持ち分の株の評価額がおよそ2000億円なのである。友作、『Forbes』が今年4月発表した「日本の富豪50人」のなかで、堂々23位にランクインしているのである。
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23番目の「日本の富豪」との「交際」と金については、19日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)での安藤優子の発言を紹介しておけば十分である。優子、記事を掲載したスポーツ紙について「お相手のかたの写真の何十倍も『2,000億』っていうの(文字)が大きいわけですよ。紗栄子さんは2000億円と付き合ってる感じですよね」と語ったのである。
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この発言中の「付き合っている」は、もちろんアレである。我ながら性器の名称を連呼して喜ぶ幼稚園児並みである。恥ずかしいことである。
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もう、どうでもいいことだが、今回の報道は紗栄子のリークによるものである。紗栄子、フジの月9ドラマ『5→9~私に恋したイケメン すぎるお坊さん~』に出演中なのである。ドラマは8年半ぶりだそうである。
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話題になれば顔が売れ、フジテレビにも恩を売れて一石二鳥、と考えたのであろう。しかし、同局のアナウンサーに「2000億円と付き合ってる感じですよね」と切り捨てられてしまったのである。このあたりがいまいち小娘感が抜けない理由である。それでもまだ、これで再婚できたら儲けもの、くらいの気持ちではいることであろう。
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一方、すっかり紗栄子に利用された観の友作は身に覚えのあることなので反論できないのである。ちなみに友作は結婚歴なし。まっさらの独身である。しかしまだ幼い子どもを3人も認知しているのである。そして子煩悩らしいのである。
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はじめての子どもの名前を肩に彫ってあるくらいなのである。さすが友作、元ロックミュージシャンである。であるから、立て続けに3人の子どもを産ませた相手と入籍しないというのも、なんとなくわかる感じである。
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それは野球選手とロックミュージシャンの違いである。ま、友作にとって紗栄子とはやはりただの出会い頭の関係、ということであろう。紗栄子、スケジュール管理万全でアプローチしても、有のときと同じようにうまくいくとは限らないのである。
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話は変わるが、紗栄子の顔はキングオブコメディの今野浩喜(37)にソックリだと思っているのは私だけだろうか? 今野浩喜がわからない方は人力舎のホームページで確認していただきたいのである。ノンスタイルの石田明(35)とたんぽぽの川村エミコ(35)くらいには似ているはずである。
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あと、これは最近の発見であるが、内山信二(34)と笑福亭鶴瓶(63)の顔を合わせると、鶴瓶単独のときより10倍はTKOの木下隆行(43)に似るのである。共和党のドナルド・トランプ(69)はときどきベレー帽に似ているのである。
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なんだか、たいへん申し訳ないが、今日はあまり調子がよくないようなのである。先ほども「それにしても最近は紀香、あさ美といい、紗栄子といい、男を追いかけ回す女の話ばっかりだねえ」と知り合いに話したところ、「犬が人を噛んでもニュースにはならないよ」と、バッサリやられたばかりなのである。
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クソ。そうか、紀香、あさ美、紗栄子は犬を噛む人なのである。愛之助とか友作は人に噛まれた犬なのである。偶然ではあるが、よくわかる話である。愛之助は紀香のポチで、友作は紗栄子の通りがかりの野犬である。
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昨日は昼間から「少子高齢化」を「高子少齢化」といったり、「お付き合い」と書こうとして「沖合」と書いたりしているのである。「お付き合い」は底引き網漁業ではないのである。いつもいつも根こそぎゴッソリを狙っているわけでもないのである。これにて。(了)
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