つい先ほど、マツダが3年ぶりになるロータリーエンジン搭載車を発表したというニュースを見て、「マツダがロリータ復活!!」と叫んだ私である。そんな私がいうのも気が引けるのだが、和田アキ子(65)がかなり怪しいのである。
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思いつくところから順に述べよう。アキ子といえば日曜昼の『アッコにおまかせ!』(TBS)である。ここでたびたびやらかしているのである。たとえば今年7月に宇多田ヒカル(32)が出産を報告した際には、「やっぱり、新曲のあれかね? プロモーション?」と語ったのである。つい口走ったという軽さではなく、堂々と語ったのである。
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これには「どうしてひとこと祝福がいえないのか」と批判の声が上がっていたのである。しかもヒカル、19歳のとき腫瘍のために卵巣摘出手術を受けているのである。それを乗り越えての出産だったのである。宇多田ファンが憤激したのはあたりまえなのである。
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さらに8月、又吉直樹(35)の小説『火花』(文藝春秋)が第153回芥川賞を受賞したときには、アキ子「(読んだけれど)何も感じなかった」といい放ったのである。受賞に水を差し、芥川賞自体にもケチをつけたのである。「なにさまのつもり」の大合唱がネットにも巻き起こったのである。
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まだある。9月24日に川島なお美(享年54)が逝去した際には、その訃報が同番組のニュースランキングで1位になったにもかかわらず、アキ子は完全スルーを決め込んだのである。真意は不明。しかしあまりにも不自然であり、礼を失した態度といわざるを得ないのである。
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で、今月、10月である。携帯電話を買い替え、電話番号とアドレスを変更した片岡愛之助(43)から、自分にいち早く連絡が来なかったことに腹を立ててみせたのである。しかも、11日、18日の2週にわたってである。
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「じゃあもう愛之助くんには電話しないよ」なのである。「ふつうは『大事なこの人とこの人には教えとかなあかん』とかさ、『この人にはまず』とかさ...」なのである。なんというか横暴のうえに厚かましいのである。
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これについては関西のご意見番、上沼恵美子(60)が、これも自分の番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)の18日放送分で間髪を入れず「アッコさんには絶対に教えなあかんのですか? 東京の芸能界ではそんな決まりがあるのかな思って」と揶揄したのである。私も、たしか3日前くらいに記事にしているはずである。
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その私の記事は冗談半分にアキ子と恵美子のケンカを焚き付けようとしたものだったので、いろいろな人を絡めてもよくないと思い、書かなかったことがあるのである。10月18日、恵美子ご意見番がアキ子ご意見番にご意見をしたその日の放送での高田純次(68)の発言である。
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純次がある女性芸能人(名前はP音)と仕事終りに酒を飲み、車で送っていく途中、運転していた純次のマネージャー(男)に、その女性芸能人が突然後部座席から殴りかかった、というのである。
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危ないのでマネージャーはすぐ車を停車させ、純次ともどもなだめたそうなのである。そのくらいの激しい殴り方だったということである。その後、女性芸能人のマネージャーに確認したところ「飲むとそういう癖がある。」と答えたそうである。「ほんとうに、いきなりというのが怖い」と純次は柄にもなく真剣な面持ちで語っていたのである。
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おそらくアキ子のことだろうと思うのである。しかしアキ子犯人説は、いかにもあたりまえで純次もいまさら驚かないだろうと却下されがちなのである。だが純次は「ほんとうに、いきなりというのが怖い」と語っているのである。
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いかに旧知のアキ子とはいえ、あまりに唐突で異様な暴力の行使には恐怖を感じるだろうと思うのである。その人物を見直すだろうと思うのである。さらに、仕事終りに純次とそのマネージャー含め3人で飲める立場、そして同日の恵美子ご意見番のご意見の一件などを考えあわせれば、やはり犯人はアキ子に落ち着くのである。
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10月はさにら25日放送分でもやらかしているのである。男女500人に聞いた「誰もが一度は言ったことのあるダジャレランキングベスト5」を問うクイズで、なかなか手を上げる者がいないのを察したNMB48の山田菜々(23)が「本田さんの本だ!」と即答したのである。
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これに対し、アキ子は「ん?ナニ?」とつぶやき、睨みつけ、再び「本田さんの本だ!」と繰り返す菜々に対し、「あのさぁ、ものすごく本番中にイヤだけど、生放送って分かってるよね?」と激しいダメ出しをしたのである。菜々は生放送だからこそ番組が沈黙しないように頑張ったのである。それ以前に65歳が23歳相手にムキになるところからおかしいのである。
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アキ子、このところほぼ毎月、いや毎週といっていいいくらい大失態をやらかしているのである。それが大事にいたらないのは、きっと誰もこのガラの悪い老猫の首に鈴をつけにいこうとしないからである。いまのホリプロのチカラを総動員したとしてもそれほど怖くはないし、アキ子自身が局の上層部に覚えめでたいという話も聞かないのに、である。
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さらに失態ともいえず強烈だったのは、8月6日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ)での、勝俣州和(50)による暴露トークである。4月に開かれた安田美沙子(33)の結婚披露宴での出来事である。
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まず、アキ子は大勢の場所が苦手なので、披露宴に出席しても料理や酒には手をつけない、と宣言し、美沙子に「(披露宴を)2時間で終えろ」と伝えたのだそうである。そして別途、美沙子と食事をするための飲食店を予約していたというのである。もう、ここからなんのことかわからないのである。
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しかしこの日のアキ子はその言葉とは裏腹に「イモくれや」と焼酎を注文したというのである。で、酔っぱらったアキ子は、人のスピーチに「長いわ」「つまらんわ」とケチをつけ、BUMP OF CHICKENの演奏を「腹が減ったから早く飯屋に行きたい」という理由で2曲の予定だったものを1曲に変更させたというのである。まるで血迷ったギャングである。
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さらに司会の浜田雅功(52)が美沙子からの話として紹介したエピソードも強烈なのである。美沙子は披露宴で乾杯の音頭をとったアキ子を、お礼にと自宅に招いたのだそうである。
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しかしアキ子、料理を振る舞ったものの、「ウチ、ちまき嫌いやねん」「安田! この出し巻き玉子、冷めてんでー!」「なんやこの煮物、しょっぱー」と文句ばかりで、ほとんど食べてくれなかったというのである。鬼である。
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もう、私も少々疲れてきたのである。アキ子の異様な言動は、小さなものを拾っていくと、ほんとうに山ほど転がっているのである。以下メンドくさいので羅列するのである。
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「山岸舞彩(28)のネット上でのあだ名は何か?」というクイズに「ムーミンでしょ?」と真顔で即答した。
ある日突然、春香クリスティーン(23)の部屋を訪れて部屋の汚さを激しく叱責。「本当に2度と社会に出られないぐらい」ビビらせた。
ある年の紅白出場メンバーに対し、ラジオで「誰やねん。知らんやつが多すぎる」といい放ったが自分の持ち歌の作者だった。
番組が進行していることが理解できず、司会者に噛み付いた。
周年記念リサイタルを開催したことすら憶えていない。
六本木の会員制バーで、スタッフが鼻血を出すまで説教した。
諸星和己(45)に腕枕をさせる。
レディー・ガガ(29)が東日本大震災の被害に寄せた2億4000万円の寄付に「少ないと思う」と発言。 などなどである。
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さて、ここまでくると、アキ子になにか異常が起こっているのでは? と不安になってくるのである。もはや武勇伝、傍若無人といって笑って片付けられない領域に入っているのである。
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[1]もの忘れがひどい[2]判断力・理解力が衰える[3]時間や場所がわからない[4]人柄が変わる[5]不安感が強い[6]意欲がなくなる。これはアルツハイマー型認知症に見られる症状である。[1]「物忘れがひどい」から[4]「人柄が変わる」[5]「不安感が強い」まで、アキ子に当てはまるように思う。つまり6項目中5項目である。
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認知症には「脳血管障害型認知症」と「アルツハイマー型認知症」の2種類がある。「脳血管障害型認知症」は、脳梗塞や脳出血などによって、脳の組織が破壊されて起こる。一方、「アルツハイマー型認知症」はいまだに原因の詳細は不明だが、脳の神経細胞が急激に減り、病的に萎縮して起こるものである。
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長年にわたる過度の飲酒や喫煙、ストレス、そしてそれ以前の不良時代の不行跡などが、アキ子の脳に災いをもたらしていないともいいきれないのである。
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また、アキ子は膠原病の一種であるシェーグレン症候群であることを告白している。この病気の症状には目、口、鼻の乾燥のほか、記憶力・集中力の低下や鬱病傾向、気分が移りやすいことなどが上げられている。
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もしアキ子がアルツハイマー型認知症やシェーグレン症候群によって異常な言動を起こしているのだとすれば、たいへん不幸な状況に置かれていることになる。それは、テレビを通して多くの人々にアキ子の言動が監視されているからである。病気によってひき起されている異常な言動が、人格や性格の問題として語られてしまうのである。
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正直にいうと、もし私の家族が今日ここに記したアキ子と同じ言動をとっていたとして、私が診察のために病院へ連れて行くかどうかは五分五分の感じなのである。私自身が病院嫌いなのであまり積極的に頼らない、ということもその理由の一つではあると思うのである。
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しかしもっと大きな理由は、あと1回、なにか決定的な出来事が起こったら、と考えるだろうからである。たぶんしかしそれは危険な考え方なのだろうと思う。とくにアキ子はいつも一般の監視下にあるのである。あと1回の「なにか」が芸能人としての決定的なダメージにつながらないとも限らないのである。
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アキ子は稼ぎ手であるし、なかなかすぐには行動には移せないだろうと思われるのである。けれどもここは、3日前の記事の無礼は顧みず、緊急に一度しっかりした検査を受けてみることを衷心よりお奨めするのである。(了)


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