正直なところ、もう紀香と愛之助なんかに興味はないのである。2人が結婚しないのは以前からわかっていたことだし、ここにも何度もそう書いている。それに、とくに仔細に眺めてみたいほどのキャラクターの持ち主というわけでもない。
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しかし乗りかかった船である。結末をつけておこう。それに、視点を少し変えれば、まだ書くことはありそうである。おおっと、のっけからえろぅ生意気ですんません。
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それにしても、藤原紀香(44)という人は神経を逆撫でしてくれるのである。つい最近も、囲み取材のあとなどで立ち去るときの挨拶は「バイバイ」なのだと聞かされてしまったのである。そういうくだらなーいことを、わざわざご注進してくる輩がいるのである。で、まんまと踊らされてしまうのである。
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紀香はもう44歳、来年になって四捨五入すると50歳である。「バイバイ」はどう考えてもイタいではないか。可愛いとでも思っているのか? バカな。激しくイタいだけである。激痛である。リウマチである。しかもこのお方「脳内皇族」と陰口を叩かれるほどの「脳内上流」なのである。しかしほんとうはチチの付け根を覗かせるくらいしか能のない、“のうない”なのである。
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片岡愛之助(43)に関しては、どんなに助平でも腰抜けでも狡猾でも笑っていられるのである。しかし紀香はダメなのである。なぜかいきり立ってしまうのである。そういう意味ではなく。本当に、中学1年のときの同級生女子に次いで人生2人目の不倶戴天の女なのである。おかげでガキのころに逆戻りなのである。そういう私からのいいがかりだと思って読んでもらえればいいのである。
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紀香と愛之助について、しばしば取り上げているのがネットニュースの『日刊サイゾー』と『サイゾーウーマン』である。過去1ヵ月の見出しを、註釈を加えながら、ざっと拾っていこう。
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10月8日(日刊サイゾー):『本当に来春結婚するの!? “さげまん策士”藤原紀香と“女狂い”片岡愛之助に「疑いの眼差し」が集まるワケ』
※註、そのワケは、「散々マイナスイメージをつけての結婚」だから
10月9日(サイゾーウーマン):『片岡愛之助、紀香好みに肉体改造も……「どうせすぐ離婚」の声がやまないワケ』
※註、そのワケは、「陣内智則も、紀香に見合う男になるため加圧トレーニングやオシャレに気を配るなど努力していたそうですが、結局別の女と浮気して、離婚。愛之助も、同じ轍を踏む」
10月9日(メンズサイゾー):『北川景子と藤原紀香 同時期の結婚報道で好感度に雲泥の差』
※註、雲泥の差は、「北川景子&DAIGOが爽やかすぎて余計に黒さが目立つ」
10月10日(サイゾーウーマン):『片岡愛之助、会見で藤原紀香ネタ連発!「プライベート質問厳禁だったのに」とマスコミ困惑』
※註、紀香ネタというのは、「日本メガネベストドレッサー賞受賞の喜びを伝えたい方がいるのでは? との質問に「『メールでもしときます』と嫌な顔もせず答えてました」
10月15日(日刊サイゾー):『藤原紀香と片岡愛之助は来年2月に“節分婚”? その根拠は、やはり紀香の「風水」信仰……』
※註、「はたから見ればこれはアドバイスというより、X-JAPANのToshIらが陥った洗脳ばりの暗示」にも見えるらしい
10月15日(サイゾーウーマン):『藤原紀香&愛之助、「どうでもいいニュース」がなぜ乱発? バーニングめぐる報道過熱のウラ側』
※註、「『ここまで取り上げられる大物カップルなのかというクエスチョンは拭えませんね』(週刊誌記者)」
10月22日(サイゾーウーマン):『「跡継ぎ問題」「芸能界引退」――藤原紀香、“梨園の妻”になるための障壁とは?』
※註、障壁は“お世継ぎ”問題、紀香の離婚歴、紀香の“アグレッシヴさ”
10月29日(日刊サイゾー):『総合的に見てサゲマン!? “未来の梨園の妻”藤原紀香を通り過ぎた著名人たちの「その後」』
※註、島田紳助→芸能界引退、元K-1代表 石井和義→脱税で逮捕・服役、田代まさし→盗撮、麻薬取締法違反などで逮捕・服役2回、加藤雅也→仕事運ダウン、某プロゴルファー→仕事運ダウン、某人気格闘家→仕事運ダウン、陣内智則→仕事運ダウン(一時はテレビをホサれ状態に)
11月1日(サイゾーウーマン):『藤原紀香、熱愛質問に“ダンマリ”! マスコミは「もったいぶらせるな」とイライラ爆発』
※註、イライラが爆発して10月26日の『東京国際映画祭プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイト』に出演した愛之助に「ノリノリ紀香ですか?」とのナイスな質問が炸裂
11月10日(日刊サイゾー):『藤原紀香、やっぱり片岡愛之助と結婚できない!? バーニング周防氏が激怒で……』
※註、「紀香とバーニングの周防郁雄会長との関係が、こじれているんですよ。なんでも、愛之助との報道があった際、周防氏が直接紀香に話を聞こうと何度も電話をかけたんですが、紀香が一切その電話に出なかったそうで……」(事務所関係者)
〈オマケ〉
11月10日(Business Journal ):『藤原紀香、報道陣にクレーム…「梨園の妻気取り」に記者ら失笑』
※註、「梨園の妻気取り」=「バイバイ」といわず「さようなら」といった
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最初の10月8日というのは、スポーツ紙3紙が一斉に1面トップで「紀香、愛之助 来春にも結婚か」と報じた日である。しかし記者会見や公式発表が行われたわけでもないのである。つまり、誰かが情報提供をしなければあり得ない一斉報道だったのである。
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そこに『本当に来春結婚するの!? “さげまん策士”藤原紀香と“女狂い”片岡愛之助に「疑いの眼差し」が集まるワケ』なのである。『日刊サイゾー』、やるときはやるのである。
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で、このあと、テレビ、一般大手紙での後追い報道はまったくなかったのである。ある筋からの、それは控えるようにとの要請があったという話もあるのである。それもそのはず、スポーツ3紙の記事は揃ってまったく中身がないものである。だから後追いされても困るのである。
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3紙に事実として書かれているのは「2人はすでに、歌舞伎関係の後援者ら親しい関係者に結婚する意向であることを報告」していること、そして9月に紀香の実家を訪れて両親に「結婚を前提にした交際をしています」と挨拶した、という2点だけである。「親しい関係者」が誰なのかもわからないのである。
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このあと、逆にスポーツ紙には、紀香をバックアップをするかのような細かな記事がさみだれ式に登場してくるのである。いわく「自分の周辺をさしおいても、松竹や梨園関係者へのあいさつを優先させているという紀香」「跡継ぎがなくても問題なし」「養父秀太郎も認めた」などである。しかし『日刊サイゾー』と『サイゾーウーマン』だけは、相変わらず懐疑的、あるいはひねくれた見出しを掲げ続けているのである。
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この10月8日から今日までのほぼ1ヵ月のあいだに、愛之助の気持ちが推しはかれる記事は、たった一度、10月10日の「メールでもしておきます」だけである。しかも、わかっている範囲では、10月15日からは所属事務所(松竹エンタテインメント)は、はっきりとこの件について取材を拒否しているのである。ともあれ、10月10日、体育の日、目の日までは、愛之助もまんざらではなかったのである。
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で、10月14日からスポーツ紙に「婚前旅行」などと囃し立てられながら2人は愛媛や沖縄への旅行へでかけたのである。そしてそれ以降、愛之助はもちろん、紀香の口からも2人の結婚について語られることは、いまのところ一切ないのである。であるから、10月10日から、休暇明けの愛之助がはじめて公の場に姿を現した10月20日までのあいだに、おそらくなにか決定的な出来事があったのである。かなり鈍い紀香にでもはっきりとわかるカタチで。
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『日刊サイゾー』の記事からそれを探れば、10月29日の“総合的に見てサゲマン!?”記事の前段に以下の記述があったのである。『「紀香の所属事務所といえば、“芸能界のドン”こと周防郁雄社長率いるバーニングプロダクションの傘下。前夫でお笑い芸人の陣内智則との結婚時同様、紀香サイドが周到な“仕込み”に入っているようで、結婚は既定路線。ただ、最近、主導権を取られ続けている愛之助がヘソを曲げてしまっている、との情報もある」(芸能デスク)』。
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で、いうまでもなく注目すべきは、11月10の『日刊サイゾー』の記事である。前記見出しリストの註でも紹介したが、『「紀香とバーニングの周防郁雄会長との関係が、こじれているんですよ。なんでも、愛之助との報道があった際、周防氏が直接紀香に話を聞こうと何度も電話をかけたんですが、紀香が一切その電話に出なかったそうで……」(事務所関係者)』なのである。どこの事務所関係者かは不明である。
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さらに「紀香の態度に激怒した周防氏は、紀香が渋々折り返しの電話をかけても、今度は拒否しているという状況。怒りはまったく収まっておらず、周囲も苦労しているようです」と、どこかの事務所関係者は続けているのである。
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加えて『「愛之助も紀香の指導でエステやスポーツジムに通っているが、服装や仕事にまで口を出し始めて、愛之助が辟易しているという話もある。過去にも、紀香のこうした言動に嫌気が差して距離を取っていった男は枚挙にいとまがない」(ワイドショー記者)』や、愛之助の養父である片岡秀太郎(74)が紀香の挨拶を拒否している、という情報まで掲載されているのである。話が違ってきているのである。それにしても「枚挙にいとまがない」とは、これまた大人数である。
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さて、ここへきて紀香と愛之助の結婚話が完全に破綻していることが、ようやく明らかになりつつあるわけである。それにしても、バーニングプロダクション周防郁雄会長(74)のやりかたはいかがなものか、なのである。「愛之助との報道があった際、周防氏が直接紀香に話を聞こうと何度も電話をかけた」という、その「報道があった際」とは、ふつうに考えれば10月8日の3紙横並び報道があった際のはずである。
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つまりこの記事を鵜呑みにすれば、郁雄はスポーツ3紙への情報提供はもちろん、その後の細かなリークらしきものにも一切関与していないことになるのである。しかし、それは紀香だけでできることではない。結局、この件に関して紀香は郁雄にも見限られ、とっととハシゴを外されてしまったのである。そして、郁雄もこんな子ども染みたウソが通るとでも思っているとしたら末期的である。
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事実関係の流れはたぶんこういうことである。8月28日発売の『FRIDAY』のツーショット写真、そして同日のお互いのブログによる交際宣言までは、紀香と「紀香側」の固めワザはうまくいっていたのである。しかしそれから、愛之助がなかなか煮え切らないのである。愛之助は最初から紀香と結婚する気持ちなどさらさらなかったのである。その場その場で楽しくやれればいいや、くらいのものである。
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そんな愛之助に業を煮やした紀香(と紀香側の人々)は、スポーツ紙3紙の1面記事でノロシを挙げさせ、直後に旅行という名目で1週間ほど2人だけの環境をつくって話し合いに持ち込んだのである。しかし紀香がいかなる手練手管を尽くしても、愛之助の答えは、結婚だけはノー。同時に「紀香側の人々」がすすめていたはずの養父秀太郎その他関係者の口説き落としも失敗に終わったのである。万事窮すである。
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バーニングプロダクション会長、周防郁雄は、不調に終わったことの報告を旅行から帰ってきた紀香の口から聞いたのである。そして、このままでいくと、自分も巻き添えになってとんだ赤っ恥をかく、と読んだのであろう。そんなことは最初から知らぬ存ぜぬ、と、おとぼけトンヅラを決め込んだのである。憐れきわまるのは紀香である。逆上して洗いざらい暴露してくれればそうとう面白いのだが。
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それにしても、と思うのは、最近のバーニングプダクションおよび周防郁雄の迫力のなさである。いろいろなところで、「お達しが回って……」とか「例のBが……」とかいう話がふつうに出てくるようになってきたのである。以前ならそんな話題を口にすることすらタブーであったのである。今回の件では、さらにチカラのなさを露呈して、ミソを付けたカタチである。
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というわけで、これからは今回の件を、芸能界の勢力地図の変化と合わせて読んでいくのがいいのだろうと思うのである。とりあえずは一極集中から多極化へ、である。それが自然の流れというものである。
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ちなみに、『日刊サイゾー』や『サイゾーウーマン』、そして月刊誌の『サイゾー』などは株式会社サイゾーより発行されているのである。で、その株式会社サイゾーのオーナーは苫米地英人である。オウム真理教事件のときに脱洗脳とかで有名になった認知科学者である。ついでにエレキギターで『Smoke on the water.』なんかも弾く人である。
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一方、藤原紀香は風水師、直居由美里のいいなりになっているという説もあるのである。であるから、そんな英人に一度看てもらったほうがいいかもしれないのである。ただし英人は結婚しているらしいので(妻は元オウムシスターズらしい)、そのときはモラルを保った行動をお願いしたいのである。(了)


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