2016年1月25日月曜日

結論、藤原紀香は「脳内かぶき」。舘ひろしは日本語が……





わかりました。わかりましたよ、皆さん。芸能界でなにかの事件が起こるたび、どうしてこの人はこうなっちゃうんだろう? と不思議に思うことが多々あります。しかし、だがしかし、そんな私はたいへん基本的で重要なことを忘れていたのです。それは、芸能界は一般社会とは違う、ということです。






そんなことを思い出させてくれたのは、1月24日の舘ひろし(65)でした。『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)に出演して、セリフを覚えないことをアッケラカンと語ったのです。「あんまりセリフいうの得意じゃない。長いセリフ、得意じゃないんですよ、3行以上いえない」なのだそうです。






でも、3行といえばたかだか2センテンスか3センテンスです。どうしてもそれで納まらないセリフのときにはどうするかというと、1行分だけセリフをいうと後ろを向き、あとでアフレコをするのだそうです。メンドくさいヤツです。



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記憶障害でセリフを覚えられなくなった、と報道されたジャックニコルソン(78)を思い出します。しかしそれ以上に、ひろしは三船敏郎(享年77)や萬屋錦之介(享年64歳)、勝新太郎(享年65歳)などの、いわゆる往年の大スターたちの系譜の人なのだなあ、と思ったわけです。石原プロだからでしょうか。そうそう、スターってこんなものだったな、という懐かしさです。ひろしは決してそんなに大物でもないのに。



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ですから、たとえばこういうひろしみたいな人に、どうしてセリフをちゃんと憶えてこないんだ、と怒ってもしかたがないのです。それが芸能界なわけです。「あのさ、40過ぎた大の男がおもちゃのピストルもってパンパンやってるんですよ。ロクなもんじゃないんですよ」とは、ひろし自身のむかしの言葉です。



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そうなのです。芸能界のことを一般世間の目で見るからいけないのです。私たちは、といいますか、少なくとも私は、いわゆる世間の常識というものに照らして芸能界や芸能人の方々を見ていたわけです。しかし、芸能界に一般社会の常識を押し付けても、つまらなくなるばかりの気がします。






2013年に66歳で亡くなった12代目市川團十郎が、亡くなる数年前にNHKのラジオ番組で語っていた話が強く印象に残っています。団十郎は歌舞伎役者を“私たちはかぶき者(傾奇者、あるいは歌舞伎者)です。むかしは河原者などという言葉もありました”と、位置づけていました。



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そしてさらに、“ですから一般の方々、世間さまとは違います。違わなければならないのです。世間さまが右だといえば私たちは左を向く、というようなこと。それがかぶくということです”と語っていたのです。アウトサイダーとして生きる覚悟が伝わってきました。すごいなー、と思いました。そういえばご子息(38)も六本木でそうとうかぶいておられました。



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そう。世間の尺度で芸能界の出来事にとやかくいってもはじまらないのです。それを最近はみんな世間的にまっとうな方向へ、まっとうな方向へと向かってしまっています。お笑い芸人でさえ、なにかと常識的な見解を述べたがります。松本人志(52)、岡村隆史(45)、おぎ(44)やはぎ(44)、設楽統(42)とか。なんなんだろーなー、と思います。もう、笑わせることは諦めているのでしょうか。






どこかに“かぶき者”はいないのでしょうか。たとえば少数派ということでいえば、いまやベッキー(31)をたったひとりで擁護しているデヴィ夫人(75)がいます。『週刊文春』が、ゲス川谷(27)とのLINEでのやりとりを2度目に暴露してからは、みんなベッキーにそっぽを向いてしまいました。しかし、そのデヴィ夫人とて“かぶき者”として認定するわけにはいかないのです。






夫人、自身のブログにいわく「誰かのタレコミによるベッキーさん側が受けたダメージは大変なもの。イメージ・ダウンにCMの違約金等々。。。」で、「A子さんの仕業だとしたら、私は有頂天の2人を応援します。愛ほど美しいものはない」「愛を全うして下さい」なのです。






さらに、「A子さん、川谷さんをあきらめなさい。お二人の愛の為に」「もしA子さんがタレこんだのなら謝るべきはあなたの方では?ベッキーさんの受けた精神的、経済的、物理的、肉体的なダメージは絶大です」とまで書いています。






夫人、お言葉ですが、まずは、不倫は反社会的な行為であるという、この出来事の最も重要な核心部分がすっかり抜けてしまっています。そして“かぶき者”として最もダメなのは、“タレ込んだのはA子さん”という仮定にもとづいて、論理的に、しかも世間と同じ土俵の上で話を進めようとしていることです。






で、それにも失敗していますね。もし“タレ込んだのはA子さん”だとすれば、A子さんは最初からベッキーにダメージを与えるべく行動しているわけです。それを縁もゆかりもない第三者からいまさら“謝れ”といわれても滑稽なだけです。夫人、今回の発言は0点です。そういえば夫人、最近ボーイフレンドはいないのでしょうか?



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夫人がベッキーを擁護したいのであれば、ただ「私はベッキーが好きだからベッキーを応援したい」とでもいえばいいのです。“かぶき者”にリクツは要りません。“かぶき者”は論理を超越した存在なのです。



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ということで、これからは芸能界のことを世間一般の尺度で見てアレコレいうのは控えようと思ったわけです。しかし、こんどはそうして眺めてみると、“かぶき者”芸能人がいないのです。



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かぶくためには、とてもふつうの人間では真似のできない“異次元の芸”あるいは“異次元の存在感”が必要だと思うのですが、しかし、どいつもこいつも普通の人間ばかりです。 芸能界は一般社会と変らなくなっているのです。






なので、こちらとしては普通の世間の尺度で見るしか、芸能界を見る目がないわけです。なので、これからも芸能界の出来事を、世間一般の常識に照らしてネチネチ追及していこうと思います。たとえば神田正輝(65)&三船美佳(33)は、どうしてまだ『スポーツニッポン』を訴えないのか、ですね。そのうちみんな忘れてくれるだろうと思ったら大きな間違いです。



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そうそう。あと、片岡愛之助(43)の養父、片岡秀太郎は(74)、『週刊文春』1月21日発売号で「結婚するとか、婚約したとか何も聞いてません」と語っているのです。しかし、なぜ藤原紀香(44)は「夏には結婚式をやる予定」さらには、「4月の四国公演では、奥さんとして(愛之助の)傍にいたい」などと周囲にいいふらしているのでしょうか、というようなことです。






あれ? 紀香、もしかしたら脳内ロイヤルばかりではなくて、少し脳内かぶきも入っているのかもしれませんね。バカというのも申しわけないので、脳内かぶき、と。それに“私もアタマのなかが一部かぶいています”、っていうセリフ、梨園の方々へのご挨拶にちょうどいいかもです。三田寛子(49)に爆笑されたりして。の。(←紀香のブログふう)。苦し紛れの「紀香は脳内かぶき」、われながらナイスです。(了)





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