2016年1月14日木曜日

大騒ぎした結果、SMAPは解散しないことで一件落着。絶対です





SMAPが解散だそうである。世間は上を下への大騒ぎである。と、いうか、なにかあっけにとられたような、いまいちピンとこないような、そんな宙ぶらりんな感じなのである。伝えられる解散の理由が、なんともひどくあっさりしすぎている感じなのである。






解散をスクープした『週刊新潮』(1月14日発売号)によれば、「原因はかねてより囁かれていた、SMAP育ての親・飯島マネージャーとジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川氏の対立」である。原因というよりは、遠因といったほうがいいかもしれない。






そういえば、『週刊文春』2015年1月29日号の取材中に、メリー喜多川(89)が飯島三智(58)を突然呼び出し、もし娘の藤島ジュリー景子(49)と対立するのであればSMAPを連れて会社を辞めるよう叱責し、そのシーンがそのまま掲載されて話題になったことがある。



HP Directplus -HP公式オンラインストア-


取材記事は掲載前に取材対象に確認をとるのがふつうである。しかもその叱責の直前に、メリーは飯島派とジュリー派の争いをアタマから否定しているのである。つまり、この一件はメリーの飯島三智に対する徹底した強硬姿勢のアピールであったわけである。争い? そんなものあるわけないでしょ。もしあったらSMAPでもなんでも連れて即刻辞めてもらうわよ。である。



オーネット


さらに『週刊新潮』によれば、メリーと三智の対立は「意思疎通が不可能なまでに深刻化」し「昨年9月には双方が弁護士を立てての協議が行われた」というのである。で、昨年12月半ばになって、三智がジャニーズ事務所を解雇されることで結着したらしいのである。「SMAPも当初は飯島さんと行動を共にし、全員で独立する」と見られていたというのである。たしかにこれはもうずっと以前から噂されていたシナリオである。



DHCオンラインショップ


で、SMAP解散の原因の核心に到るのである。「事務所としても、顧問弁護士が個別にメンバーを呼び、意思確認を行った。結果、11月までに木村以外の4人が“脱退します”と明言した。木村への確認は12月半ばにようやく行えた。彼は弁護士に、こう告げたのです。“成功したから独立というのは、筋が通らない――”」。拓哉のこの発言を待って協議が決着したわけである。






つまり問題をSMAP解散だけに絞り込めば、木村拓哉(43)ひとりがジャニーズ事務所に残ることで、結果、解散というカタチになる、という話なのである。拓哉も他のメンバーに歩調を合わせてジャニーズ事務所を“脱退”するか、それとも逆に中居正広(43)以下の4人が“脱退”を撤回してジャニーズ事務所に残留しないかぎり、この先もうSMAPが5人で仕事をすることはないのである。



ソニーストア


SMAP解散は、けっこうな大事件なのである。たとえばSMAPとして出演している『SMAP×SMAP』(フジテレビ)などはもちろん、メンバー単独で出演している各番組についても、テレビ局、ラジオ局の契約相手は、とうぜんジャニーズ事務所である。であるから、現状伝えられている通りに動けば、拓哉単独の番組を除き、いったんすべて白紙に戻さなければならなくなるのである。 ちなみに正広はメーンのレギュラーテレビ番組が5本ある。



デル株式会社


同様の問題がCMに関しても発生するのである。いまのところ4人の“脱退”はジャニーズ事務所との契約が切れる今年9月になるだろうと推測されているのである。であるから、それまでにはかなりの対応が進められるであろうが、それにしてもたいへんなのである。“脱退”していった4人を使う側、テレビ局や広告代理店としては、ジャニーズ事務所との調整も必要になるのである。なにしろSMAPは年間250億円を稼ぎ出しているのである。これをめぐっての駆け引き、暗闘が目に見えるようである。






さて、気になるのは、なぜ拓哉はひとりになってさえ残留の道を選んだのか? である。イコールSMAP解散なのである。解散のひきがねを引く行為なのである。さらに三智に対する裏切りと取れないこともない。しかも残留したあとは、これまでのいわゆるSMAP=飯島三智派とは別派閥のなかに入り、新しいスタッフたちと一から関係をつくっていかなければならないのである。






ひとりでおじゃMAP!! などといっている場合ではないのである。私だけか。新メンバーを募集すれば面白いのに、と思うのも私だけか。諸星和己(45)が入りたいっていってたけど。






これには拓哉が、というか拓哉だけが世間をよく知っているからだ、という説がある。『J-CASTニュース』(1月13日配信)は、「大手音楽出版の元プロデューサー」の話としてこう伝えている。






「そもそも「SMAP」5人とジャニーズに揉め事や対立があったわけではないという。キムタクと4人の決定的差は人脈を持っているかどうか。キムタクは交友範囲が広く今回のことで相談したりして情報も入ってくる。ジャニーズを離れたらどういう目に遭うかも分かっている。一方で自身が「友達がいない」と公言している中居さんを筆頭に、4人にそれほどの人脈は無いと思われる。」






たしかに、ことの発端はメリーと三智の不仲である。ジャニーズ事務所を“脱退”したのちもこれまで通り、三智のマネジメントの元で活動すれば、メリーとしてはたしかに面白くないはずである。これまでの脱退組と同様に潰しにかかってくる可能性はおおいにあるのである。少なくとも、仮に5人全員で独立したとしても「SMAP」の呼称は使えないはずである。



HP Directplus -HP公式オンラインストア-


拓哉のいっていることは正しいのである。一般の会社で考えてみればよくわかる。ある会社にプロパー(元々そこで育った)専務と、さらにその専務が育てたやり手社員数名がいたとする。で、専務と会長の折り合いが悪くなったとする。ついに専務いられなくなって独立したとする。



オーネット


そのときに自分が育てたやり手社員を引き連れて、というのはやはり拓哉のいう通り筋が通らないのである。会社側からは利用されたといわれてもしかたがないのである。いったい誰のおかげで今日のお前らがあると思っているのだ、である。チビッコのときから育てて、である。客観的にも、会長、高齢であまり先は長くないし、我慢して義理を果せばいいのに、という感じである。



DHCオンラインショップ


であるから、私としては拓哉が世間の事情に通じていて、損得勘定として残留を決めた、とは思わないのである。SMAPを潰したとかなんとかいわれても信じる道を行きたいと考えただけだと思うのである。ただの印象ではあるが。拓哉はそういう“青さ”、青年っぽさをもった男なのだと思うのである。






11月までに拓哉以外の4人が“脱退します”と明言したにもかかわらず、拓哉への確認は12月半ばまでかかったということも、拓哉がいかに悩んで考え抜いたかを物語っているような気がするのである。おお、拓哉いいヤツではないか。もちろん、正広以下の三智(58)を慕う気持ちもわかるのである。直接育ててもらった恩人なのであるから。どちらが悪いということではないのである。



デル株式会社


しかし、くどいようであるが、それであのSMAPが解散してしまうとはあんまりあっけなさすぎやしませんか? なのである。とくに拓哉以外の4人に関しては、そんなものなの? である。そんなものなのである。よく考えてみると、SMAPはグループとしての結束が非常にユルいのである。グループとしてのイメージにとらわれないほうがいいくらいなのである。






「5人でご飯を食べることはない。森くんがやめるってときに食べたくらい。ツアーいって地方にいって5人で食べることもない。俺は外に出ないから。地方のおいしいものとか全然興味はない。ルームサービスのカツカレーが大好き」。






これは2015年10月18日放送の『中居正広の神センス! 塩センス! お騒がせな芸能人の失敗告白SP』(フジテレビ)で語った正広の言葉である。昨年10月といえば三智とメリーの双方が弁護士を立てて協議の真最中である。妙な憶測を立てられるのを嫌っての発言とも思える。それにしても、である。






また、この番組ではSMAPの解散について「ちょっとケンカしたり、小競り合いがあるとすぐそっちに直結」と語ってもいる。25年近くもの長きにわたる間柄なので、煮詰まっている部分もたしかにあるのであろう。






また正広は、2015年9月22日放送の『テレ朝SMAPバラエティ部 スマシプ』(テレビ朝日)で、メンバーとのプライベートの交流は10年以上ない、と発言しているのである。さらに香取慎吾(38)の電話番号を知ったのは今年に入ってからであり、稲垣吾郎(42)と拓哉についてはいまだに知らない、というのである。さらにさらに、5人全員で食事をするという草彅剛(41)の提案にも否定的であったのである。






これも飯島とメリーの協議を意識しての部分はあるだろう。メンバーが陰で密かに相談しているというような、痛くもない腹を探られたくない気持ちがあるのである。しかし、ああ、そういえば2015年2月19日に正広の父君が亡くなったあとしばらくしてから、松本人志(52)、タモリ(70)、笑福亭鶴瓶(64)が見舞いにきたという話が出ていたのである。しかしSMAPのメンバーは、知るところ香取慎吾だけである。これも仲間意識の薄さの表れといえるかもしれないのである。



HP Directplus -HP公式オンラインストア-


つまりSMAPは、アイドルグループ、チームとはいっても、外から連想するような密着した仲ではないということである。コンサートなどグループでの仕事で集まるとき以外、メンバーはバラバラなのである。そういう状態が長く続いて、本人たちにはグループという自覚さえ希薄なのではないのかと思うのである。



オーネット


たとえばバンドのように始終一緒にいてその音楽なりを練り上げていくというイメージとは、まったく異なるのである。一蓮托生などではさらさらない。「SMAP」という名前も、当人たちにしてみれば、たとえば在籍している大学の名前みたいなものなのではないか、と思うのである。メンバー各自の「SMAP」という名前に対するロイヤリティ(“loyalty”のほう。忠義、忠誠の意味)は、きっとその程度なのである。



DHCオンラインショップ


しかしこれから、SMAPのメンバーにはさまざまな声が届けられるはずである。それは100%、解散は避けるべきだとの忠告であろう。とくにテレビ局などは芸能界のコネを総動員して説得に当たるはずである。それは局の都合、結局は金のためである。






であるから、周囲はすべからくジャニーズ事務所への残留の方向で、正広以下を説き伏せようとするであろう。その大騒ぎぶりを見てはじめて、メンバーはSMAPという名前の大きさを実感することになるのである。



デル株式会社


しかし、そんなことは抜きにして、筋論として拓哉のいうことは正しいのである。であるから、そんなことしたら仕事に困っちゃうよ、みたいな次元の話ではなく、正広以下4人もジャニーズ事務所に残るべきだと思うのである。そこを、素直になって筋を通すか、あるいはそれぞれ説得してくる人間の損得勘定を見抜いて、それに反発してしまうか。ここが分かれ道になると思うのである。






『週刊文春』にベッキー(31)とゲス川谷(ナイスなお名前、27)の不倫疑惑を抜かれた『週刊新潮』が、年始のスクープを焦りすぎた感じもするのである。もう少し静観していれば、三智の退社以外はなにごともなく収まった話かもしれないのである。






メンバーの、三智への恩返しは他のカタチでも十分にできるのである。女史は少し休養したいと話しているとも聞く。であるなら、これからまた新しい事務所を立ち上げて業界で熾烈に闘っていくよりは、むしろまずゆっくり休んでもらって、次のことを考え、できる範囲で協力すればよいのである。そしてそうこうしているうちに、メリー喜多川(89)もジャニー喜多川(84)もいなくなるのである。そんなこんなで、たぶん、解散はないと私は思っているのである。(了)





ソニーストア

オーネット

デル株式会社





0 件のコメント:

コメントを投稿