前回、もののついでに触れてしまった「藤原紀香の狂気」についてである。もう少していねいに説明しておこうと思うのである。しかしこれはあくまでも私個人の観測である。直接それを証明するエビデンスがあるわけではないことをあらかじめお断りしておくのである。
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「エビデンス(evidence=証拠、根拠、証言、形跡)」なんて難しい言葉をつかってゴメンなさいね。「証拠がない」なんてはっきり書くと、いい加減なヨタ話か、と思われそうで嫌だったのね。ゴメンね。の。(←紀香のブログふう)。
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きっかけは、藤原紀香(44)のブログ『氣愛と喜愛でノリノリノリカ〜NORIKA's sensation』である。2016年1月6日付のページに掲載されている写真である。下鴨神社の摂社(すぐ近くにある支店みたいなもの)、河合神社に詣でたときのものらしいのである。
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またまた新年早々から京都アピールかよ、とうんざりしながらスクロールしていったのである。で、ギョッとしてしまったのである。紀香の顔が異様なのである。どこが? といわれれば、全体の空気感。強いていえば眼である。そこに、奥歯抜いた、エラ削った、アゴ先入れた、みたいな、口角の奇妙に上がったつくり笑顔の気持ち悪さが加わっているのである。
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これは、たとえば「不気味の谷現象」に似た感じなのである。ロボットの顔がどんどん人間に似てくると、それにともなって親密度も増していくのである。しかしある段階までくると突然、猛烈に不気味な顔に見えてしまうのである。これが「不気味の谷現象」である。前にも取り上げたことがあるのである。
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美容整形や初期のPhotoshop加工を施した写真などで、たぶん多くの人がそういう不気味な経験をしていると思うのである。まあ、最近のプリクラ写真に馴れた眼にはそれほど違和感がないのかもしれないが。
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ところが今回、紀香の顔写真から具体的に連想したのは、美容整形や初期のPhotoshop加工写真ではなく、ダイアンアーバスの写真なのである。ダイアンアーバスの作品は、主にフリークスやジャンキー、精神病者といった人々のポートレイトで占められているのである。それらの写真で見た「眼」である。そう考えた瞬間に、これまでずっと紀香の写真に抱いていた違和感が遠のいたような気がしたのである。
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そういう気持でまた写真を見直すと、たいへん失礼な話ではあるが、眼の表情が、統合失調症や偏執症(パラノイア)の特徴のように見えてくるのである。よくいわれる犬のような顔になる、である。だとすれば、これはただごとではないのである。ほんとうは脂ぎっててテリテリテリカ、などとふざけている場合ではないのである。
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考えてみれば不安な点はいくつもあるのである。その筆頭が、いうまでもなく片岡愛之助(43)問題である。これについては、最近ちょっとだけ見方が変わったのである。去年の12月31日配信の『デイリースポーツ』で、熊切あさ美(35)が、愛之助と結婚の話は出たものの、すぐにはできないとずっといわれていた、と明かしたというくだりを読んだからである。
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そうすると、たぶん、愛之助は紀香にも「(結婚は)すぐにはできない」といい続けているのだろう、と思うのである。であるから愛之助は、あの、去年10月の10日間ほどにもわたる2人きりでの「愛之助口説き落としツアー◎これは地獄か極楽か」にも、「すぐにはできない」の一点張りで耐え抜いたのであろうと思うのである。
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これまで通りの見方でいけば、紀香のいま現在の状況は、実際には破綻している愛之助との関係からどのように“愛之助以降”に着地するか、それの手探りの最中であるはずだったのである。で、愛之助はなんとなくダラダラとそのお付き合いをさせられている、と。
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しかし、である。愛之助が「すぐにはできない」といい続けているのであれば、紀香は、逆に“いつか結婚できるかもしれない”とまだ思い続けている可能性が高いのである。第2の熊切あさ美である。熊切あさ美と違っているのは、背後にバーニングプロダクションがついている、ということである。
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バーニングプロダクションの周防郁雄社長(74)は、すでに紀香と愛之助の結婚問題には匙を投げているようすなのである。しかし、頼まれもしないのにご機嫌を取ろうとするヤツは山ほどいるのである。そういう連中が、“今度の節分にも入籍”みたいなデマを飛ばすから、あんまりアタマのよくない紀香もそうかなあ、などと思ってしまうのである。
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で、ここが周防郁雄もあきれ果てたところだと思うのである。つまり紀香はできるだけはやく愛之助と結婚できることを望み、期待しているのである。しかし一方で、その結婚の可能性をきちんと見極めることをせず、これまでと同じように芸能活動のスケジュールを入れ続けているのである。ほんとうに結婚するつもりがあるのか、というわけである。
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実際に紀香、非常にチグハグなのである。いま話題に取り上げているブログ『氣愛と喜愛でノリノリノリカ〜NORIKA's sensation』でも、今年7月から8月のミュージカル『南太平洋』の全国ツアーが堂々告知されているのである(1月1日更新分)。さらに「春からはとある新番組」もはじまると本文に書いてあるのである。
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これでは、誰が見ても絶対に、少なくとも今秋までは結婚するはずはないのである。そもそも芸能活動との両立など、梨園ではとても認められる話ではないのである。しかも新婚早々。それを「日取りは決まりましたか?」「いえ、まだ」みたいなことを繰り返しているから、胡散臭くなるのである。
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しかも紀香は自分から結婚を匂わせるような言動すら繰り返しているのである。あの、2人きりでの「愛之助口説き落としツアー◎これは地獄か極楽か」から帰ったあと、銀座のイベントで見せたOKサインはなんだったんだ、である。これでは結婚するする詐欺といわれてもしかたがないのである。
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であるから、これから先の人生を考えるのであれば、ましてや仕事をしたいのであれば、ここは一度はっきりと愛之助との関係を清算するか、あるいは近々の結婚は前提にしないオトナの関係に戻りました、とか公表して結着をつけるべきなのである。もう44歳、今年6月で45歳なのである。
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このままでは結婚するする詐欺はもちろん、ゴシップ芸能人となじられてもしかたがないのである。そのうえもう、こんなゴシップ的興味で客を引っ張っていく時代でもないのである。そもそもこのゴシップ自体、とうに賞味期限を過ぎているのである。
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で、おそらく紀香自身にはウソをついている自覚はないのである。ただ「すぐにはできない」と繰り返す愛之助と自分とのほんとうの姿、関係から眼を逸らしているだけなのである。冷静に考えればわかるはずの、愛之助に結婚の意思などないという現実が受け入れられないのである。それは無意識の拒絶である。
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こういう宙ぶらりんな状態は、とうぜん精神をひどく不安定にするのである。紀香からいえば、愛之助が自分と結婚してくれないのはひどい不条理である。「ダメだ」、とはいわず「すぐにはできない」のである。ではそれはいつかと問えば「まだわからない」のである。きっと。「結婚する気はあるのか」とさらに問いつめれば、きっと「ある」なのである。不条理は人を狂わせるのである。
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「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音と愛之助のどっちが悪質かといえば、もちろん愛之助である。確かに、絵音には長崎の実家へベッキーを連れて行ったという反則行為がある。しかし、愛之助はおおっぴらに紀香との「交際宣言」をしたうえで、いわば公開待ちぼうけをくわせているのである。
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しかも愛之助は、おそらくはこのままのフェードアウトを狙っているのである。非常に悪質である。紀香が幸せになれる可能性は100%ないのである。絵音とベッキーは、絵音の妻とのあいだで諒解さえ得られれば、そのまま結婚にすすんだ可能性もあるのである。絵音の妻にしてみればどこまでバカにすれば、という話であるが。
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話はそれるが、ベッキーはいったいこれからどうするのであろうか? 10社といわれるCM契約企業の手前、6日深夜の謝罪会見では交際を否定するしかなかったのはわかるのである。しかし、どう見ても否定し切れない状況なのである。神田正輝、三船美佳にもいえることだが、ウソだというなら告訴して見なさいよ、である。いや、ウソでもやるしかない感じなのである。やるかもしれないなあ、なのである。
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紀香に戻る。さらに紀香は物事に対する執着が並外れているのである。以下は、去年10月5日放送の『SMAP×SMAP~秋の2時間半SP~』(フジテレビ)で紹介された、紀香の休日の過ごしかたである。およそ所要時間を合算していけば、ほとんど丸1日、フィットネスと美容漬けである。こうした並外れた執着、集中のしかたは、狂気独特のもののようにも思うのである。身近にもいるのでわかるのである。
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【紀香のパラノイアな休日】
[1]起床。1時間ほどベッドのなかで全身を叩きながら身体を起こす
[2]ベランダに出て外の空気を深呼吸する
[3]水を飲みながら水素風呂に1時間入る
[4]酵素ジュースを飲む
[5] 徒歩(早歩き)でトレーニングジムへいく
[6] ジム:加圧ビューティーで1時間
[7] ジム:マグマピラテス(溶岩浴しながらの運動)1時間
[8] ジム:オイルマッサージ2.5時間
[9] ジム:エイジングケアの水素点滴
[10] ジム:ヘッドスパ(炭酸シャワーで血行をよくする)
[11]徒歩で帰宅。途中スーパーで食材を購入
[12]自炊・夕食(ビタミンとタンパク質中心)
[13]薬草バンテージで身体を巻いてバンテージデトックス
[14]常温の水を飲み、仕上げにストレッチ
[15]就寝
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さらにいえば紀香、なんだかお友達が少なそうなのである。孤独も精神の健康にはよくないのである。そのうえアンチ、ヘイターも多い。こうなってくると、いつ挙動不審、錯乱状態に陥っても不思議ではない感じがするのである。少なくともブログの写真を見、愛之助との関係について無意識のうちに判断停止しているようすを見ると、ほんとうに心配になってくるのである。
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そして、また突然だが、なんだかんだ叩かれても復活してきた小林幸子はエラいなー、と思ってしまうのである。どうして完全アウエーのはずのネットの世界に飛び込めたのだろう? たぶん、結婚→前事務所とのすったもんだでほんとうにすべてを失ってしまったからだろうなあ、と思うのである。プランナーはいたにしろ。紀香の場合、仕事面でまだそこまでは追い込まれてないのである。厳しい道は続く。精神が折れないことを祈る。(了)


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