驚きました。片岡鶴太郎おっと間違いた（by荒木経惟）、片岡愛之助（44）と藤原紀香（44）が入籍したそうです。昨日（2016年３月30日）午前中に代理人が都内の区役所に婚姻届を提出した、と、夕方に所属事務所から発表がありました。
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青天の霹靂といいますか、とりあえずは紀香の狂気の囲い込み、またはカニばさみが功を奏したカタチです。満月おっとまた間違いた満面の笑顔が目に浮かぶようです。
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正直なところこの２人の結婚は絶対にありえないと思っておりました。いささか衝撃です。このブログにも、ムリ、ムリムリ、しあわせオーラ満開のフリもさぞかしたいへんでしょうね、というような底意地の悪い記事を何度も書いてきました。
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まー、でもだからといって見込み違いを反省する気持ちにはまだなれませんね。ただ、世の中には「絶対」っていうのはありえないんだなあ、もうこの言葉を安易につかうのは止めよう、と改めて思うくらいで。
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３月から６月のあいだというのは、この２人の結婚については、要注意のタイミングだったのです。愛之助の誕生日が３月４日、紀香が６月28日で、この期間だけ、２人同い年になるからです。季節もいいし。
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それは重々承知していたのですが、タカをくくっていて、まったく不意をつかれてしまいました。それにしてもこの入籍、いささか不可解なことばかりです。
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不可解なことの第一は、まずいきなりの入籍であること、それ自体です。誰でも驚かされたと思います。仮にも歌舞伎のスター役者の結婚です。歌舞伎関係者や贔屓筋への事前の挨拶回りなど、それなりの準備が必要なはずです。
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で、さらにその準備がはじまる前に正式に婚約を発表して、スムーズに事が運ぶように地ならしするのがふつうの、というか常識的な段取りです。たとえ式や披露宴などは内々で済ませるにしても。
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ですから、そういう段取りを一切排除していきなり入籍→入籍会見という流れには、いささか尋常ではないものを感じるわけです。歌舞伎界は仕来りや段取りを重んじる世界ですから、果たしてそれでいいのか? 通用するのか? と疑問にも思います。
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そこのところ、２人の結婚に反対していると伝えられていた愛之助の養父、片岡秀太郎（74）はどう反応しているのでしょうか? いま現在（31日未明）までに、スポーツ紙への取材対応とブログのメッセージとで応えています。
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『スポーツ報知』の17時30分配信の記事は、次のように伝えています。
《結婚が正式発表された直後の午後４時１０分、歌舞伎座４月公演のけいこを終え、姿を見せた秀太郎は「ありがとうございます。もちろん、幸せになって欲しい」と笑顔。これまで何度も会っている紀香の印象を「とてもいい人」と目を細めて喜んだ。
今後については「具体的には分からないけれど、期待していますよ」。44年間、独身を通してきた息子がようやく落ち着いてくれたことにも「そうですね」と安堵（あんど）の表情をのぞかせた。》
で、秀太郎は２人の結婚に最初から反対はしておらず、温かく見守っていた、という記述でこの記事は締めくくられています。
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ここまでの動きを秀太郎に注目して時系列に並べると
婚姻届提出→所属事務所からの発表→秀太郎直撃→秀太郎のBlog更新
ということになります。なにか非常に慌ただしい、ドタバタと後手に回っている印象があります。
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さらに、秀太郎の『スポーツ報知』の取材に対する回答のなかには、“今後については具体的には分からない”という内容があります。これはどういうことを意味しているのでしょうか? 結婚式であるとかお披露目であるとか、あるいは挨拶回りとか、そうした諸々の内容や日程について、“分からない”といっているのでしょうか?
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どうもそのようにしか受け取れないのです。ですが、もしほんとうにそうだとしたら、これもたいへんに奇妙なお話です。秀太郎は愛之助の養父、父であり、師匠でもあります。その父になんの相談も連絡もせずに入籍を済ませてしまうというのは、やはり尋常ではありません。
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で、秀太郎のブログのほうは、愛之助、紀香との礼服姿の３ショット写真１葉と、次の文章が掲載されています。「愛之助が本日、藤原紀香さんと入籍致しました。明日は記者会見をさせて頂くので詳しいご報告は控えますが、今後とも宜しくお願い致します!。」（2016年３月30日19時19分）。これだけです。なんとなく怒っていませんか、秀太郎。
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結局、現状でほんのりと見えているのは、今回の入籍は紀香側が一方的に押し切ったものらしい、ということだけです。それも一気呵成にドタバタと。たぶんそうでもしなければ結婚にまで漕ぎ着けられる可能性はもうやってこない、と踏んだのでしょう。
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紀香側には“いましかない”、という事情があり、愛之助側には“逃げられない”事情があったのだと思います。それが何なのかはまだはっきりしません。しかし客観的に判断して、愛之助が積極的だったようには見えません。だいたいここまで付き合えば、紀香のあまりに強引なやりかたにいささか気持ちが冷めるのに十分だと思うのです。
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またそうした一方で、梨園関係者、とくに歌舞伎の運営会社である松竹の面目は丸潰れになりました。まったく蚊帳の外に置かれてしまっているわけですから。いくら紀香の後ろにいるバーニングプロダクションが強力に援助し、後押しをしても面白くない思いは残ります。梨園からの祝福のメッセージは、いまのところ市川海老蔵（38）だけのようです。
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えーと、人間というのは狂的な状態になると驚くほどの集中力を発揮するものです。通常の何倍以上もの能力をあっさりと発揮して驚かされることがあります。今回は、そんな紀香に周囲全体が巻き込まれているようで、私はたいへん不気味なものさえ感じます。
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ともあれ、今日の正午から２シットおや? おっとまたまた間違いた２ショット会見が開かれるそうです。あらまあ、ご親切にお昼のワイドショーの時間帯にあわせていただいて恐縮です。じっくり拝見させていただきます。（了）
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