2016年3月24日木曜日

なぜベッキー=サンミュージックはファンをバカにして自滅するのか





仕事に飽きてネットの芸能ニュースをボンヤリ眺めていたら、芸能ニュースも退屈だった。ネタ枯れである。ホラッチョ川上(48)の経歴詐称がバレた第1報はたしか3月16日だったから、こちらはわずか1週間で干上がってしまうわけだ。そんなに生き急いでどうする? また間違いた(by荒木経惟)、飽きっぽくせわしないことでどうする?



そんななかで、ほんとうにどうでもよかったニュースは、以下の3本である。
●カンニング竹山(44)がシマウマに噛まれた(「デイリースポーツ」3月23日配信)
●ガリガリサリ(25)が勝手にアバターのコスプレをして勝手に竹下通りを歩いた(「スポーツ報知」3月24日配信)
●加藤清史郎(14)の身長が2年間で17cm伸びた(「デイリースポーツ」3月22日配信)



ガリガリサリのバイタリティには驚く。今度は鈴木その子(享年68)のコスプレで盛大に世間のヒンシュクをかってくれないものであろうか。アミダばばあでもいい。鼻を利用してジョーズの背ビレもいけるかもしれない。加藤清志郎はだいぶ役に立つ男になってきたようである。



苦しいのはカンニング竹山である。シマウマに噛まれたというのは、実はむかしそんな体験をしたことがある、とバラエティでしゃべったというだけの話なのである。なんだかよくはわからないが、竹山、一所懸命なのである。そうそう、ベッキー(32)の分まで頑張れ!!



 

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ああ、ベッキー。ベッキー=サンミュージックってどうしてこうもダメなのであろうか? 信じ難いミスの連発である。それとも世の中をナメきっているのか? “不倫はしていないことで押し通す予定!!”なのだそうだ。



「不倫はしていません」と、せっせと100通の手紙にも書いたのだそうだ。もちろん受け取った側はほとんど苦笑しているが。こんなことをするから、カンニング竹山が必死になってむかし話までもちだしても、なんとなく看板倒れの詐欺みたいに聞こえてしまうのである。



それにしても、“不倫はしていない”って、そんなバカげたいいわけがいまさら通用するか?じゃ、流出したLINEの交信記録にあった「これでオフィシャル!!」ってなんなんだよ。記者会見でいってた通りの「親しいお友達」関係なら、わざわざ隠す必要すらない。それを「これでオフィシャル!!」って2人ではしゃいでいたわけだから、いったいなにをオフィシャルにするんだ? という話である。



そもそも長崎ではホテルの室内に2人でいるところの写真も撮られているのである。傍証は山ほどあるのである。もしかしたら現場も押さえられているかもしれないのである。ピストン矢口パート2である。ありがとう!! センテンススプリング!!!



それでも、ウソでもしつこくいい張ればほんとうになるとでも思っているのだろうか? これでは永遠にCMスポンサーは戻ってこないし、こんなヤツのMCを聞かされるのも私はごめんだ。



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期待させるわけではないが、あまりしつこく“不倫はしていない”などというウソをいい募れば、再びセンテンススプリング砲が火を噴く可能性だってある。まだ温存しているネタがあるはずである。なぜ温存しているかといえば、ベッキー=サンミュージックにとって決定的な致命傷になるからである。



しかしこのまま放っておくと誤報をやらかしたという印象になるので、それはセンテンススプリングとしては好ましくない。そしてそれよりも遥かに大きいのは、ベッキー=サンミュージックのいまのやり方が、“また世間を呆れさせている。懲りないヤツらだ”として、致命的なネタ掲載に踏み切るか思案中のセンテンススプリングに恰好の大義名分、口実を与えることである。



センテンススプリングは、なにもやさしい思いやりから掲載を踏みとどまっているのではないのである。いくらなんでもそこまでやらなくても……、という世間の指弾を気にしているのである。“処刑雑誌”というレッテルも気持ちのいいものではないし。



いまのところはゲスッチョ川谷がインタビューに答えたりしてご機嫌をうかがっているけれども、それもいつまでもつことやら。ゲスッチョ川谷へのインタビューでセンテンススプリング側があまり強いツッコミを入れていないのも、最終的な切り札を握って、ゲスッチョ川谷がどこまでしゃべるのか、ようす見をしているからだろう。ゲスッチョ川谷、思惑のせめぎ合いにどこまで耐えられるか? そういえば川谷、いつからゲスッチョになった?



 

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で、今日の課題は、果てしなく迷走し続けるベッキー=サンミュージックのように、どうしてこんなにわけのわからないことになってしまうのか? である。いや、ベッキー=サンミュージックのアタマが少し足りないということはさておいて、である。考えられるのは、主に次の3点である。

[1]視聴者やファンをバカにしてナメている
[2]所属事務所、メディア、代理店のマーケティングが機能していない
[3]所属事務所、メディア、代理店の都合が優先される

では、ひとつづつ中身を見ていこう。



[1]視聴者やファンをバカにしてナメている
ひとつは、前にも書いたように、いい張り続ければそのうちウソもほんとうになる、というようなことである。どうせすぐに忘れる、そんなに深刻に考えていない、飽きっぽくてあまのじゃくだからマジメに取り合っても疲れるだけだ、みたいなものだ。まあ、私の場合はすべて当たっているのである。



もうひとつは、人気は誘導できる、と考えていることである。ほんとうに人気が誘導できるなら誰も苦労はしないのだが、そしてそのこともわかっているはずなのだが、それでもなぜか人気は誘導できると思い込んでいるのである。人間とは不思議な生きものである。



で、そんなに可愛くもない少年少女が突然ヘビーローテーションでテレビに顔を出すようになるのである。なんども人気、人気とうわごとのごとく繰り返しながら見せておけばそのうち好きになるさ、と考えているのである。しかし私の場合はそんな手段で迫られても好きになるまで3年はかかるのである。



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[2]所属事務所、メディア、代理店のマーケティングが機能していない
[1]のふたつめ、“人気は誘導できる、と考えている”につながるところである。プロデューサー、プランナー、マーケター、リサーチャーなどなどが、次はコイツがくるだろう、あるいはコイツはもういっぱいいっぱいだろう、みたいなことを考えるわけである。



とはいっても理屈で詰めていったところで、“いっぱいいっぱい”のほうはある程度の見当がつくが、将来の人気など予測できるものではない。最終的には誰かの思いつきである。その思いつきで言葉巧みに説得できれば、それが次期の戦略になっていく。



しかもなぜかこういうところに時代の匂いや風に敏感な人間はいないのである。鈍感なら鈍感でもしかたがないのだけれども、その自分の鈍感をスタンダードにして考えるので困るのである。しかも、ふつう程度の努力、勉強をしない。



『時代の風を読む』みたいなハウツー本を読んでもなんの役にも立たないのである。でも、そんなものを読んでわかったような気になっている。アタマの中身が少ないので整理されやすいのであろう。こういう丸ごとズレているようなヤツが多いのである。



だいぶ前に書いたが、若くて営業まわりばかりさせられていたころはよく馬券を当てたのに、少しエラくなって日がな一日事務所にいるようになったらまったく当たらなくなってしまったという知り合いがいる。これが時代の匂いや風を感じるということである。



そういうわけで、こういうセクションにいる人間は、ほんとうはヒマである。ヒマなのだけれども仕事をしているフリをしなければならないので「マイルドヤンキー」とか「リア充オタク」とかくだらないことを考えるわけである。



まあ、「マイルドヤンキー」とか「リア充オタク」とかいう人間が増えて日本の人口が増加するという話ではないので、「最近のヤンキーはヌルい」とか「最近のオタクはタクっぽくない」といえばすむ話である。



それでも役に立つこともある。いろいろな噂話を掻き集めてきて、大借金があるらしい、とか、女子高生を妊娠させた、とか、夫婦揃って不倫している、とかの陰口を叩くのである。たとえばこんなだと当面コマーシャルには使えない。リスク管理である。



 

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[3]所属事務所、メディア、代理店の都合が優先される
このごろますます大手を振ってまかり通るようになった、通称“オトナの事情”である。いちばんわかりやすいのは“おエラいさんのお気に入り”というヤツである。“オトナの情事”である。



しかしおエラいさんはいろいろなところに驚くほどたくさんいて、あなどれないのである。しかもおエラいさんがめずらしくなにもいってこないときには、おエラくないさんがグチグチ口を挟んでくるのである。みんななんとかしていい思いをしようとして躍起なのである。



私の見たかぎり、会社のことを考えて働いている人間など10人に1人もいないのである。10%未満。「次のキャリアの手みやげに」、から「自分が定年満了するまで潰れなければOK」まで、みんな手前勝手、自分本位の気持ちで働いているのである。もう日本は、人生の目的は長生き、というヤツらばかりなのである。私はもう長生きさえ面倒くさくなってきているのである。



競合他社とのかねあい、資本系列、血縁関係などのほかに、宗教関係でもうっかり足をすくわれることがあるのである。たとえばミッション系の大学に風神雷神図をプレゼンテーションしたバカもいたのである。“オトナの事情”というよりもただの間抜けである。いずれにしても、そこでは視聴者やファンの都合はほとんど考慮されていないのである。



[1][2][3]の3点セットがはっきりと、目に見えるカタチで現れたのが、2014年暮れの「剛力彩芽、ゴリ押し終了!」宣言である。なにがどうして世間一般まで漏れ伝わってきたのかはわからない。しかし、ネットにそういう文言が流れはじめると徐々に露出は減り、ついに2015年9月には女優活動の休止を発表しているのである。



で、いま現在、剛力彩芽(23)を見かけることはほとんどない。あれからスキャンダルが出たとかいう話も聞かないし、ただ見捨てられたということなのであろうか? 人気のほどはそうでもなかったけれども、せっかくあれだけ知名度を上げたのに、いったいどういう事情なのであろう。



おお、そういえば腹筋を鍛える「ワンダーコアスマート」のCMは、まだオンエアされているのであろうか? ぜひ宇梶剛士(53)マシーンとの違いを確認したいものである。



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視聴者、ファンとタレントのあいだにはいろいろな人や組織や都合が挟まっているのである。であるから、視聴者の判断や評価がストレートにタレント活動の首尾に結びついていかない。で、基本的に視聴者やファンをバカにしてナメているから、多少のムリも押し通してしまう。



結局、日本の芸能界は直接民主主義ではなくて間接民主主義によって成り立っているのである。民草の意見がタレントの活動に反映されるには、まずは所属事務所、メディア、代理店に、その方向でお取り上げいただかなければならないのである。このあたりは先ほどの3項目を逆に並べ替えたほうがわかりやすいかもしれない。上位下達の構造である。

[3]所属事務所、メディア、代理店の都合が優先される
[2]所属事務所、メディア、代理店のマーケティングが機能していない
[1]視聴者やファンをバカにしてナメている



そんなこんなで、いくらカンニング竹山がシマウマに噛まれた話をもちだしたところで、このままでは民草の支持を失ったベッキー=サンミュージックは自滅していくしかないのである。自滅したくなければ、自分の耳で視聴者やファンの意見を聞くことである。



3項目の[3]のあたりでチョコチョコとお茶を濁そうとしてもダメなのである。そうだ、時代の風に吹きっ晒されているガリガリサリに相談するというのもいいテかもしれない。二股騒動も経験済みだし。(了)



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