リオデジャネイロオリンピックの閉会式が、もうすぐはじまろうとしている。大会の規模はおおよそ以下の通りであった。
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日 程:2016年8月5日〜21日(17日間)
競技種目:28競技、306種目
参加人数:205の国と地域、1万500人
開催費用:46億ドル(競技開催関連、最終見込み)、120億ドル(関連事業含む推計)
コンドーム:45万個(うち女性用15万個)を無償配布
潤滑ローション:17万5000個を無償配布
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うむ。で、日本に住むわれわれは、このリオデジャネイロオリンピックも参考にさせていただいて、2020年の東京オリンピックを成功に導かなければならないのである。
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まず直ちに取りかかりたいのはお祈りである。放射能汚染を理由に参加をボイコットされては恰好がつかない。安倍晋三首相(61)が3年くらい前にブエノスアイレスで福島は“under control”だとかなんだとかいったそうだけれども、それでも毎日のお祈りは欠かせないのである。ついでに森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長(79)のご長命もお祈りしておこう。
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もちろん、選手育成は日課である。とはいえ競技についてはよくわからないので、私がいささかなりとも口出しできるとすれば選手のコメント力の強化くらいのものである。自分の考えや感情をきちんと説明できないようでは、選手という前にオトナの人間として失格である。
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泣けばわかってくれるなどというのは大間違いなのである。まずコメントをしっかり出して、それからの涙であるべきなのである。今回のリオデジャネイロでも野々村竜太郎(50)とほぼ同様の泣き方をしている選手がいたけれども、あれはもっともいただけない。泣きたいのであれば、少なくともザブングル加藤歩(41)の「悔しいです!!」をマクラに置くくらいの配慮は必要である。
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で、コメントである。次回のオリンピック、東京大会では困難な課題をふたつも抱え込んでいるのである。ひとつは、あたりまえだけれども東京開催であること、もうひとつはコメントを受け取る側の感受性がひどく鈍くなっていることである。
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受け手の感受性の問題では、たとえば女子マラソンで14位であった福士加代子(34)のゴール直後のコメントが、軽いとか品がないとか叩かれていた。そのときの福士加代子のコメントはおおよそ以下のようなものである。
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「金メダル取れなかったあ! ほんとしんどかったあ! 暑いけどなんか、しんどすぎて、いろいろなことがしんどすぎて。でも金メダルめざしたから最後までがんばれました」
「マラソンはね、きついな。ここまでの過程も、レースも全部苦しいけど、オリンピックのマラソンは出るもんだね。楽しいよ。苦しいけど。もう泣きたい」
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これにKYという表現を使って疑問を呈していた文章も見かけたのである。論外である。まずはその「KY」を止めろという話である。で、福士加代子という人、マラソンをやるくらいであるから負けず嫌いなのである。そしてそれが、だいたいは少し照れた出方をするのである。千鳥のノブ(36)ふうにいえばクセがキツい。
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まあ、こんなことはわざわざいわなくても、ふつうにあのインタビューを見ていればわかるはずのことではある。福士加代子は負けてションボリもしたくなかったし、泣き言もほんとうはいいたくなかったのである。健気ではないか。そこを読み取ってやれない人間の前でコメントするというのは、たいへんにシンドイことなのだろうと思うのである。そんなヤツは放っておけばいいのであるけれども。
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あっ! はいわかりました!! いま通りすがりの知り合いから、それは選手の育成課題ではなくて、観戦・応援する側の課題であろう、というご指摘をいただいたのである。おっしゃる通りである。
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うむ。試合後の選手のコメントを聴く際に最も大切なことは、それが自分に向けて語られているなどとは決して思わないことである。あなたが選手の家族か親しい友人か親戚か恋人か恩師かぐらいでなければ、試合直後の選手のアタマのなかにいるはずはないのである。それを自分に向かって話しかけているのだなどと思う勘違いは、傲慢かつ厚かましいのである。
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選手のコメントのなかで、たとえ“みなさん”などと呼びかけられても、調子にのってすぐに自分のことだと思ってはいけないのである。呼びかけられたときには、少なくともあなたが選手に要求すると同じ程度には謙虚でなければならない。そうすればおのずと「いえいえ、どういたしまして」「こちらこそありがとうございます」という感謝の念も湧いてくるというものである。直接に相対してはいなくても、「お互いさま」の気持ちが人間関係の基本なのである。
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ついでに、これは選手の方に申し上げておくのである。「銅メダルを取ってなぜ謝るのか?」という議論があるけれども、どうしよう? といまから悩んでおられる方がいらっしゃるかもしれない。銅メダルを取ったらどうしょう? 好きにすればいいのである。選手にもそれぞれヤバい!! と思ったりザマーミロ!! と思ったりの都合や事情があるのであろうから、したいようにすればいいのである。
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それでも咄嗟にどうしたらよいのかわからなくなった、というときには、とりあえず謝っておけばいいのである。どこから弾が飛んでくるかわからないご時世である。とりあえずは謝る。悪い、済まないと思っていなくても謝る。現状、銅メダルのくせに大きなツラをしやがって、ととんでもないことをいい出す輩はいるが、銅メダルを取って謝りやがって、と怒るヤツはまだいない。感受性のひどく鈍い人間も相手にしなければならないのであるから、しかたがない。
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もうひとつ、コメントに関する次期オリンピックまでの課題は、東京開催にシフトした内容を用意しておくことである。たとえば「〇〇さんを手ぶらで日本に帰すわけにはいかない」といういいまわしがある。これは「日本」を現在の居住地域なり、生まれ育った地域なりにいい替えればいいようなものであるが、むしろただ「日本」をカットするだけのほうがよい。うむ。このところ食傷気味な台詞ではあったけれども、「〇〇さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」となると、また少し怪しい新鮮味がでてきてよい。
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そしてついにコンドームの話である。リオデジャネイロでは45万個(うち女性用が15万個)が無償配布されたらしい。参加人数1万500人で割ると、1人42個。開催期間の17日でさらに割ると、1日2個づつ使って8個余る計算である。だからどうというわけではない。ただ、貧乏人は無性に割り算が好きなだけである。
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それにしても45万個とはスゴい数である。なんとなく、これなら原子力エネルギーに頼らなくても大丈夫ではないか、という根拠のない錯覚すら抱く。抱かないか。それでは過去のオリンピックではどうだったのか、というと、だいたい以下のように推計されているようである。
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◆2012年ロンドン大会:約15万個
◆2008年北京大会:約10万個
◆2004年アテネ大会:約13万個
◆2000年シドニー大会:10万個~15万個
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つまり、リオデジャネイロでは、前回大会のロンドンの3倍ものコンドームが配られたのである。ブラジルとはそんなにセックスが盛んな国なのであろうか? いささか古いデータであるけれども、2004年にイギリスのコンドームメーカーが行った調査によると、ブラジルは年間平均94回で世界第10位であった。1位はフランスの137回。ということは、ブラジルは今回のリオデジャネイロオリンピックにあたって、そうとうな見栄を張ったのである。あ、日本は46回。週1に若干足りない。
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それでは実際のところ選手村ではどーなの? みんなそんなにスゴいの? という疑問がわく。この点について『サイゾー』グループの『ギャンブルジャーナル』(2016年8月8日配信)は次のように書いている。
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《2008年の北京五輪に出場したアメリカ女子代表のGKホープ・ソロ(35)によれば、オリンピックの会場では多くの性交渉が行われていたようで、「選手村は世界で一番ふしだらな場所」「人々が野外でしているのを見た。しかも、ビルの間に挟まれた汚い芝生の上でしゃがんでしていた」という"暴露話"もある》
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「しゃがんでしていた」って、どういうふうにするのであろうか? また『産経WEST』(2016年5月30日配信)には以下の記述があった。
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《かつて米国の人気女子サッカー選手が自国メディアのインタビューで「参加選手の70~75%が性交渉していた。規律がなければ、選手村は『巨大な気晴らしの場』になってしまう」などと答えたこともある。リオの夜はどんな盛大な“競技会”が繰り広げられるのか-》
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この“米国の人気女子サッカー選手”は、たぶん前出の北京大会に出場したGK、ホープ・ソロだと思われる。というより、ホープ・ソロは北京の次のロンドン大会では金メダリストである。そして“美しすぎるGK”であると同時に、酒に酔って姉と17歳の甥を殴ったり夫に殴られたりしているバイオレンスな女である。それにしても『産経WEST』、「どんな盛大な“競技会”が繰り広げられるのか-」って、あまりにゲスいのう。
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「参加選手の70~75%が性交渉していた」と乱暴者のホープ・ソロがいうのはほんとうなのであろうか? そんなことをいったら卓球女子団体の日本チームの場合はどうなる? 福原愛(27)と石川佳純(23)は完全に間違いない、と色眼鏡で見てしまうではないか。伊藤美誠はまだ15歳なのである。そうでなければ計算が合わない。
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ともかくこのコンドームについてはまず、オリンピックの東京開催が決まった直後に開発された厚さ、というのか薄さというのか0.01mmの『サガミオリジナル0.01』または『オカモトオリジナルゼロワン』でお願いしたいのである。世界最薄である。サイウス。もちろんパッケージには五輪エンブレムと「under control」の文字が必須である。
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で、サイズ表示を「minimum(極小)」から「small(小型)」までにしていただきたいのである。通常「extra large(特大)」といわれるサイズでも「small(小型)」表示にする。開催国にこのくらいのはったりは必要である。
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で、太っ腹にも100万個くらい無償配布するのである。きっと東京オリンピック終了を待たずにヤフオクに大量出品されるであろうから、それを片っ端から落札して尿もれ防止のお守りとして転売するのである。汚染水を垂れ流さない、とかなんとか。でひと儲け。潤滑ローション? そこまで面倒を見てやる必要はないっ!!!!(了)
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