2016年11月4日金曜日

きっとあとで後悔することになる、秋元康、欅坂46ナチス衣装の謝罪文



欅坂46が瞬殺されたのである。正確にいうと瞬殺されたのは欅坂46の運営事務局「

Seed & Flower合同会社」、所属事務所である「ソニー・ミュージックエンタテインメント」、そして総合プロデューサーの秋元康(58)である。とるものもとりあえず謝罪したのである。というか、着のみ着のまま慌ててひれ伏したのである。



ひれ伏したのは、欅坂46がハロウィーンライブに着用したナチスドイツ風衣装についての、ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」からの抗議に対してである。「サイモン・ウィーゼンタール・センター」はホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の記録保存やナチズムの監視を行う非政府組織である。



まずは楠坂46のハロウィーンライヴが10月22日に横浜アリーナで行われ、抗議声明が出されたのが10月31日。で、翌11月1日にはソッコー謝罪という運びであった。



ひれ伏したのにはもちろんそれだけの理由があって、「サイモン・ウィーゼンタール・センター」はナチズムや反ユダヤ主義に対する妥協のない告発姿勢と強大な政治力、社会的影響力で、つとにコワモテとして知られているからである。



日本でも1995年1月に文芸春秋社の月刊誌「マルコポーロ」が掲載した「ナチ『ガス室』はなかった」と題する記事をめぐって、イスラエル大使館とともに猛烈に抗議した一件がよく知られている。このときには文藝春秋社の全面謝罪とともに当該雑誌の回収と以降の廃刊、編集長の解任が行われ、さらに社長も引責辞任に追い込まれた。その気になれば欅坂46を解散させるくらいはいとも簡単にやってのけるであろう。



とはいえ「慌ててひれ伏した」とか「とるものもとりあえず謝罪した」とか、先ほどからイヤラシイものいいをしているのは、ただヤバい相手に睨まれたからとにかくひれ伏した、というそれだけの印象だからなのである。謝罪=謝罪文がほんとうに「とるものもとりあえず」の中身のなさだからである。謝罪文評論家、一筆ゴメンネの心が痛む。



とくに問題なのは秋元康なのであるけれども、ここでは欅坂46の公式サイトトップページに掲出されている順にご紹介しておく。ソニーミュージックグループのカンパニーサイトのトップページにも、下記「Seed & Flower合同会社 代表 村松俊亮」名義のものと同じ謝罪文が、その名義部分をカットして掲出されている。



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【Seed & Flower合同会社およびソニーミュージックグループの謝罪文】


平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。



10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、「ナチスドイツの軍服がモチーフではないか」とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。



私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。



また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。



今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。



多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。





Seed & Flower合同会社 代表 村松俊亮

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【秋元康の謝罪文】



ニュースで知りました。ありえない衣装でした。
事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。


スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。


大変申し訳なく思っています。


再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います。 




総合プロデューサー・秋元康

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まあ、いずれもずいぶんボンヤリした謝罪文である。 Seed & Flower合同会社およびソニーミュージックグループのほうは「(SWCその他から)お問い合わせ・ご指摘をいただいて」「ご不快な思いをさせてしまったことに対し」、「(SWCその他に)心よりお詫び」している。



これはつまりSWCやホロコーストの被害者およびその遺族たちなどへの直接の謝罪というよりも、世間を前にしての公開懺悔という意味合いが強いのだろうと思うのである。「ご不快な思いをさせてしまった」相手がただSWCだけを指しているのではないことは明らかである。ただSWCを相手にしてこん慇懃無礼ないい方をすれば、SWCはあまりの具体性のなさに怒る。



で、Seed & Flower合同会社およびソニーミュージックグループは贖罪の気持ちの証しとして、私たちもホロコーストやナチズムには断固反対です、と世間に向かって“暗に”立場を表明しているわけである。立場を表明するといっても、この“暗に”というところに、政治的な立場を明確にしたくない、反ユダヤ主義勢力や国家主義的な勢力からも睨まれたくない、という思惑が読み取れる。



というわけで、Seed & Flower合同会社およびソニーミュージックグループの謝罪文は、「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」へ別途、もう少し具体的でしっかりした内容の謝罪文が直接送られるなどしていれば、かろうじて納得できる態のものである。これだけをポンと提示された私たちとしては含みが多すぎてまるで判じもののような印象ではあるけれども。



さて、まったく中身のない秋元康のほうである。ニュースで知りました、チェックもしていませんでした、監督不行き届きでした、である。これでは責任の所在がどこにあるのかわからないのである。総合プロデューサーであるなら、まずそこを明確にしなければならないのである。ここははっきりと、スタッフに丸投げしていたこと、チェック体制がなかったことを示すべきである。この書き方だと責任逃れだと非難されるのもあたりまえである。小池百合子カモン!! な感じである。東京オリンピックの総合演出やりたいんだろ?



もっといただけないのは、「ありえない衣装でした」の一文である。なにがありえないのか、なにが問題視されていてそれに対して自分はどう考えているのか、という肝心な部分を「ありえない」で片付けてしまっては、またまた SWCを挑発しているようなものである。そんなに軽いものではない。



しかもありえないものが現実に公衆の面前に晒されてしまったのである。こうした投げやりでいい加減、舐め切った態度をとっていると、そのうち命取りになる。お気をつけあそばせ。



そんなわけで、これはまあいつもの流れではあるのだけれども、イスラエル大使館が特別セミナーにご招待したい、と11月3日にTweetしたのである。文面は以下の通り。



《タレントさんは多大な影響力があり、皆様がこの重大な問題について知識を持つことが重要です。そこで@keyakizaka46(※欅坂46の『Twitter』アカウント)のメンバーの皆様をイスラエル大使館でのホロコーストに関する特別セミナーにご招待させて頂きたいと思います。@INTSonyMusicJP、@AKI__P48》



ソニー・ミュージックや秋元康のアカウント宛も含められているので、関係者は全員ちょっと来い!! なのである。これで済めば上等だろう。康にはあとでレポート提出くらいあるかもしれない。



デザインというと安直に考えられがちである。しかしそれは言葉と同様にモノをいうのである。まずは美学的、官能的な刺激があり、記号としての機能がある。さらに歴史的な経緯を辿ってきたデザインには、思想や哲学、物語も付帯している。それを身にまとうことは、オノレを語るに実に雄弁なのである。



なかでもナチスの制服類は特別に際立っている。美しく恰好がいいのである。主義主張がおよばない危険な美しさである。そしてその美しさに絶対的なチカラ、絶対的権威、ファシズム、ナチズムへの魔力、邪悪だけれども抗し難い引力を強く感じるからこそ、激しく忌避されるのである。ここのところを理解しないでただファッションとして意味ありげに装ってみせるのは、だからそうとうに恥ずかしい行いだと思うのである。まあ、康が着ても絶対に似合わないけれども。(了)





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