2016年11月10日木曜日

「大根農家 土一族 三代目 日本霊魂兄弟」の岩田剛典



『サイゾー』(2016年11月9日配信)の記事タイトルを見て笑ったのである。《〜“大根農家”EXILE一族に必要なこととは!?》である。“大根畑”あるいは“大根役者の宝庫”みたいないい方は何度も目にしているけれども、“大根農家”ははじめてである。とはいえEXILE一族に詳しくないので、どこのどなたがいいはじめたことなのかわからない。もし『サイゾー』のライターのオリジナルであるならば、おそらくこれは氏の畢生の名作といわねばならぬであろう。



「EXILE一族」は、正式には「EXILE TRIBE」である。「EXILE一族」では邦訳として中途半端である。“EXILE”まで訳すべきである。すると「国外追放一族」ということになる。つまり国外に追放された大根農家である。よろしくない。農家を土から切り離してどうやって生きていけというのだ? “土”は必要である。“土”が欲しい。それではいっそのこと 「EXILE TRIBE」ではなく「SOIL TRIBE」にしてはいかがであろう。大根農家−土一族である。まとめて「大根農家と土」。なにをいっているのであろう。



いやいやむかしから EXILEのみなさんが群舞、もとい集団ダンス、もといグループダンシングしているのを見ると、なぜか暗黒舞踊を思い出すのである。あちらは白でこちらは黒。あちらはコープスペイントのメタルでこちらマイ日焼けマシンのブラザー、あちら棺桶でこちらは土、あちらノタクタ、こちらピコピコ。あまりに対象的なので相関性が疑われるところである。2つでひとつ。オセロとか囲碁とか。紅組白組の紅白歌合戦とか。



おお、紅白歌合戦。紅白歌合戦ならたいへん申しわけないけれどもジャニーズである。なんといっても2008年からいまのところ2015年まで、白組の司会者は一貫してジャニーズタレントである。そういえばジャニーズは若干オネエ寄り、というかお稚児系で、 EXILEはガテン系である。ジャニーズが「芸能人大運動会」な感じであればEXILEはサル、おっと間違いた(by荒木経惟)、「SASUKE」な感じである。ジャニーズとEXILEのあいだにも相関性が確かにある。ジャニーズが紅白歌合戦ならば、こちらは日本レコード大賞である。その証拠に、ジャニーズは1991年以降、レコード大賞への参加を辞退している。参加自体を辞退。



レコード大賞といえば、昨年の「三代目 J Soul Brothers」の受賞は1億円で“買収”されたものであった、と『週刊文春』が報じたのは10月26日発売号であった。ひどーい!! 騙していたなんて!!! というよりも、いまどきレコード大賞に1億円! あんたあんなタソガレた女に1億円! みたいな驚きのほうが大きかったのである。「三代目 日本霊魂兄弟」が今日びレコード大賞を獲ったとして、いったいどんなハクがつくというのであろう? いくらHIRO(47)が成金だからといってそんなにボッてはひどいではないか。あ、そうか。最初からヤバい資金に適正金額なぞあるわけもないのであった。



ちなみにこの「三代目 日本霊魂兄弟」レコ大1億円買収事件は、『週刊文春』に告発された2日後の10月23日に株式会社LDHの代表取締役のHIROが突然辞任、翌週の『週刊文春』誌上では、レコード大賞のオモテ向き最高責任者である日本作曲家協会会長・叶弦大(78)が「業界関係者の皆様、歌謡曲ファンの皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪する展開を見せている。



さらに毎年『輝く! 日本レコード大賞』を放送しているTBSに今年も放送するのか? という質問を『ビジネスジャーナル』がぶつけたところ、「無回答というかたちにさせていただきます」と回答されたそうである(11月8日現在)。一見ていねいだけれども相手を見下げている。慇懃無礼とはまさにこのことである。これからは「慇懃無礼ってどういう意味?」と質問されたら「無回答というかたちにさせていただきます」と答えよう。



レコード大賞のオモテ向き最高責任者が公式に謝罪したということは、実質的なドン、バーニングプロモーション社長・周防郁雄(75)もそれを認めたということである。なんだか呆気ない。もとい、潔い。確かに『週刊文春』10月26日発売号には株式会社LDHあて1億円の請求書の写真が掲載されていて、その請求者は株式会社バーニングプロダクションである。動かぬ証拠なわけである。但し書きには〈年末のプロモーション業務委託費として〉とだけ書かれているのでまだゴタクを並べる余地はまだありそうなものであるけれども、会計処理の線から厳しく突っ込まれるとアウトだと観念したのであろう。



それよりも気になるのはこの請求書も含め、今回の「三代目 日本霊魂兄弟」レコ大1億円買収事件は、いったい誰がなんのためにリークしたのか? ということである。ターゲットはレコード大賞そのものなのか、バーニングプロダクションの周防郁雄なのか、それとも株式会社LDHのHIROなのか、はたまたエイベックスも含めたバーニングコネクション全体なのか。「三代目 日本霊魂兄弟」が憎い、というセンも考えられなくはない。しかしそういうふうに考えるとメンドくさい。



レコード大賞の発表まであと2ヵ月と迫ったこの時期のリークであるから、レコード大賞の運営に不満をもつ誰かがリークしたと考えるのが自然で、そういう意味では周防郁雄もHIROもエイベックスの松浦勝人(52)も「三代目 日本霊魂兄弟」も憎いのであろう。なにをクドクドダラダラと書いているのであろう。



見方を変えれば、リークした側もタソガレ女・レコード大賞の身ごなしなんかに不満を抱いてしまう、いってみればそうとう古いタイプの芸能界の人々ということができると思うのである。



でもってむかしからレコード大賞にかかわる人々はかなり黒いのである。黒々している。たとえば1987年12月に横浜霊園から近藤真彦(52)の母親の遺骨が盗まれる事件があった。所属レコード会社であるCBSソニーに「遺骨を預かっているからレコード大賞を辞退しろ」という脅迫状が送られてきて発覚したものである。



ちなみに近藤真彦はその脅迫を撥ね除けてこの年のレコード大賞を受賞している。受賞曲は『愚か者』。オリコン年間ランキングで35位と決して大ヒットではない。1980年代の大賞獲得曲で年間ベスト30に入っていないのは、この1曲だけである。そしてこの限りなく黒っぽい出来事は、メリー喜多川の異様ともいえる近藤正彦偏愛のきっかけになっているといわれている。



さらに事件は続いた。2005年、レコード大賞審査委員長であった阿子島たけし(享年64)が自宅火事で不審な焼死を遂げているのである。死体は火事から3日後に現場から発見され、司法解剖によると煙を吸った痕跡もなかった。神奈川県警の結論によると火事は失火であり、死因は焼死ということになっている。火事に巻き込まれれば当然煙は吸うものだと思われるのだけれども。



火事が起きる前には阿子島たけし本人に委員長辞退を要求する脅迫状が送られている。マスコミにも怪文書が出回っていた。つまりきわめて事件性が高いのである。このときの差出人は「『音楽業界有志一同』名」であった。



この、2005年のレコード大賞受賞曲は倖田來未の『Butterfly』であり、これはオリコンの年間ランキングでは85位までしか上がっていないのである。近藤真彦の35位どころの話ではない。ちなみに2005年から2015年までの合計21回のレコード大賞のうち、EXILE、エイベックスからの受賞は合計14回におよんでいる。2004年以前のレコード大賞受賞者の所属レコード会社名にavex traxまたはEXILE系のrhythm zoneの名前はない。怪しさ全開である。



今回の「三代目 日本霊魂兄弟」レコ大1億円買収事件のリークは過去の不正の告発であって今年の賞のゆくえを左右しようとしているとは一見、思えないかもしれない。しかし今年は「三代目 日本霊魂兄弟」によるレコード大賞3連覇がなるか注目されているところなのである。つまり去年は1億円で買ったことがバレたのに、今年もシャアシャアと3年連続受賞!! とやれるのか? なのである。モンドセレクション金賞でもあるまいし。どうなるのであろう?



おお、「三代目 日本霊魂兄弟」の演技のお話であった。実は冒頭でご紹介した『サイゾー』の《〜“大根農家”EXILE一族に必要なこととは!?》というタイトルの全体は《三代目JSB・岩田剛典の棒演技に「結局、顔だけ」の声……“大根農家”EXILE一族に必要なこととは!?》なのである。EXILEは“大根農家”であるけれども、とりわけ岩田剛典(27)の演技はシドイ、というお話である。「大根農家 土一族 三代目 日本霊魂兄弟」の岩田剛典。シドイ。



で、『サイゾー』の結論は、とにかく必死に演技を学べ、ではなくて役を選べ見極めろ、であった。つまり演技力のなさは、ほぼ地でやれるヤンキーや特異なキャラクターを演じることでなんとかごまかせ、というのである。なかなか的確かつその場しのぎの素敵なアドバイスである。



私なら大根農家なのであるから、まずは“土”から改良しなければならないと思うのである。そうである。マジメである。まず“土”である。“土”を改良するにはどうするか? すでに長年にわたって手入れもされず、痩せ衰え、ウドン粉病だの薬剤耐性カンジダだのの病原菌まではびこっている古い土は思いきって捨てて消毒のうえ、新しい“土”を盛り土するのである。ちっとも売れていなくても取れる賞、演技ができなくてもキャスティングされる映画やドラマにはお別れを告げる、ということである。



捨ててしまいたい古い古い地層には、またロクでもない脅迫状が埋まっているかもしれない。そんな“土”を緑の沃野に変えるのは若いチカラのはずだけれども、「三代目 日本霊魂兄弟」はどうなのであろう? しかし今年は、と見ると唯一のシングルが2020年狙いの「Welcome to TOKYO」なのである。ああ黒い。「三代目 日本霊魂兄弟」こそ日本芸能界の古い古い地層から生え伸びている大根なのである。(了)




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