ネットニュースにしろ一般のブログにしろ、SMAP関連の記事はよく読まれるらしい。貧弱なこのブログでも、SMAPやジャニーズについて書いた回には少し来訪者が多いような気がする。謙遜である。
たとえば昨日(11月10日)はレコード大賞、紅白歌合戦にからめてEXILE関係、主に三代目 J Soul Brothersの記事を書いてみたのである。結果、ベッキーとSMAPについて書いたその前日に比べ、見事2分の1にまで来訪者が激減したのである。トランプのせい? いやいや、いまのSMAPの注目度の高さがスゴ過ぎるということであろうと思う。こう書いておけばとりあえず誰も傷つかないし。
そんなわけでみなさんSMAP関連の記事を書きたがる。といっても騒動がなんとなくひと段落したような今日このごろでは、これといったニュースネタのない日もぽっかりと生まれる。それでも読者を集めたいので四苦八苦して記事をでっちあげる。その結果どうでもいいような、そして奇想天外な読みものが溢れ返る。
《香取慎吾の画家転身に立ちはだかる工藤静香》というタイトルの記事はこうしめくくられている(「リアルライブ」2016年11月10日配信)。
《「皮肉ですね。芸能界を離れて、せっかく画家に転身しても、木村の妻である工藤の存在がある。絵のタッチは違いますけど、一般人からしてみれば、同じ“絵”のジャンル。ここでもまた、木村夫妻が立ちはだかるとは、運命じみた感じもしますね」(芸能記者)
香取の今後の進退は、いまだ不明だが、これからどのような活動をしていくのか? はたまた本当に芸能界を引退してしまうのか? 大注目だが、工藤と香取の今後の関係性も気になるところだ》
ここにたどり着くまで814文字。400字詰め原稿用紙の2枚分を費やしているのである。しかも今後の進退すらいまだ不明な香取慎吾(39)がもし画家に転身したら、というまったく現実味のない設定なのである。人のことはあまりいえないけれども、笑う。
これなら工藤静香(46)が画業の拠点としている二科会のレベルを取り上げたほうが、よほどおもしろいのである。二科会、名前は通っているけれども現状ははっきり申し上げて入選バラまき、芸能人御用達、いわゆる“芸能枠”で生き残っているといわれてもしかたのない団体なのである。と、私は思う。デッサンの狂った写生などあたりまえの世界である。
ちなみに2015年の二科展入選者は絵画部717名、彫刻部59名、デザイン部313名、写真部884名、計1973名である。書くネタもないしヒマなので電卓を弾いてみた。ここで“芸能枠”の工藤静香が20回も入選したといっても、それはあまり自慢にはならないどころか、かえって他のよりレベルの高い団体展には挑戦できない実力のなさとしつこさを明らかにしているに過ぎないのである。厳しいのう。
香取慎吾の将来の進路に画家というのは初耳である。あまたある記事のなかには、ほかにデザイナー(ジャンル不明)、アパレルブランドのオーナー、ステージ演出家なども候補に挙げているものもあるようである。しかしこれもあくまでアカの他人が勝手にちゃっかり憶測しているだけである。
《草なぎ剛新ドラマ「異例の厚遇」にジャニーズの策略!? しかし、「伝説的爆死枠」ではどうにも......》というタイトルの記事もあった。『ギャンブルジャーナル』2016年11月10日配信である。『週刊新潮』からの引用記事である。主なところを抜粋すると以下の通り。
《そんな中、来年1月から放送予定の草なぎ剛主演のフジテレビ系ドラマに対し、ジャニーズ事務所が異例の動きを見せていると「週刊新潮」(新潮社)が伝えている。
記事によれば、SMAPクラスの大物がドラマに主演するという一報は揃って大手メディアが取り上げるのが通例。だが、続報はあまり取り上げないことが多いにもかかわらず、今回の草なぎのドラマに限ってはそれまでも各紙揃って報じるという"厚遇"を見せているという。これには、事務所サイドからの"お願い"があったからではないかと伝えている。
「SMAP解散報道以降、木村だけが事務所サイドに付いたと言われているため、彼を優遇したい心情がわかります。ですが、ファンにとってはSMAP解散の原因、さらには裏切り者とされているわけで、木村だけ猛プッシュされるのが気に食わないのは間違いない。その辺りの心情を和らげるためにも、草なぎのドラマに力を入れているように見せ、待遇に差を付けていないことをアピールしたいのでは?」(芸能ライター)
また、ジャニーズ事務所としてはネガティブイメージを払拭し、ポジティブイメージを植えつけようと画策しているのかもしれない》
うむ。これはちょっとした出来事を強引にSMAP解散騒動に絡ませて興味を引こうとするタイプの見本のような記事である。実際はジャニーズ事務所が草彅剛(42)を優遇するという話ではまったくない。このところ売り出しをはかってきた若手のドラマ視聴率がよくないので、とりあえずベテランのチカラを借りてなんとか挽回しようと必死、というだけのことである。『アサ芸プラス』(2016年10月31日配信)は以下のように書いている。
《史上最低の月9ドラマとなってしまうのか? Hey!Say!JUMP山田涼介が桐谷健太とともにダブル主演を務める「カインとアベル」(フジテレビ系)が、2話連続して視聴率が8%台に沈んでいる。
〈略〉
他のメンバーも、Hey!Say!JUMP・中島裕翔の「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(フジテレビ系)は6.0%、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔のスペシャルドラマ「バスケも恋も、していたい」(フジテレビ系)は3.3%、セクシーゾーン・中島健人の「黒服物語」(テレビ朝日系)は7.6%など、軒並み2ケタ割れしているのが現状。どうやら若手世代のジャニーズたちがまだまだ、数字を持っていないことを露呈してしまったようだ》
ついでにバラエティはといえば、これも安定して10%台の視聴率が期待できる『ザ!鉄腕!DASH!!』を除けばほぼ壊滅状態に近い。『SMAP×SMAP』にしても「ビストロSMAP」のゲストに大きく左右されつつ10%台に乗るかどうか、といったところである。
『デイリーニュースオンライン』(2016年10月3日配信)によると、「『VS嵐』(フジテレビ)『嵐にしやがれ』(日本テレビ)は「6~8%をうろうろ。楽しいだけの番組になっており、上がる気配すらありません」であり、「新たに日曜の昼に始めた『KinKi Kidsのブンブブーン』は4.8%。これまた評価に困る数字です」なのだそうである。このほかの主な番組の視聴率は以下の通り。
◆『スクール革命!』(日本テレビ):6.9% Hey! Say! JUMP〈9/25〉
◆『ニノさん』(日本テレビ):6.4% 二宮和也〈9/25〉
◆『関ジャニ特命捜査班7係』(日本テレビ):8.5% 関ジャニ∞〈9/25〉
◆『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日):3.7%〈9/25〉
しかも草彅剛が投入される『嘘の戦争』は、フジの火曜午後9時からの「伝説的爆死枠」ではないか。それで厚遇というのは、やはりどう考えても矛盾している。相手役はアンチの多い水原希子(26)だし。「草なぎのドラマに力を入れているように見せ、待遇に差を付けていないことをアピールしたいのでは?」(「週刊新潮」→「ギャンブルジャーナル」)などとはとんでもない妄想で、実際は決死の突撃隊に指名されたようなものなのである。
で、こういう具合にしてなかばムリヤリにもSMAP解散騒動に絡めた“ニュース”がつくられていくわけである。SMAPの話題的価値、商品価値の高さが改めて如実に窺えるのである。ちなみにではあるけれども、『週刊新潮』の読者層の大半を占めるオジサンたちには、こういう記事で情報武装をして若い女にモテようとしてもバカにされるだけだとご忠告を申し上げておきたい。え? あ、そう。家に帰っていまやもうすっかりおトシを召したSMAPファンの奥さまと話を合わせる? あ、そう。お幸せそうでなによりである。
あ、こんな記事もあった。『サイゾー』(2016年11月10日配信)である。タイトルは《SMAP解散阻止運動激化で暴動へ!? 「STAY」シングルカットの“ガス抜き”案も……》である。暴動とは穏やかではない。で、おやおやと思いつつ眺めてみたその部分は以下の通りである。
《事務所側が抗議活動の激化を恐れるのは無理もない。あるファン女性はSNSで「年末、ジャニーズ事務所やテレビ局の前に集まって『STAY』を合唱する抗議デモを行いたい」と提案し、賛同者を集めている。
「こうした集会が発生すれば、感情的になった一部ファンによってモノが投げられるなどの暴動に発展する恐れもある。一説には、メリー喜多川副社長ら一部ファンに敵視されている役員が、早々に海外へ避難するともいわれているほど」と音楽関係者》
いわゆるタラレバの典型的なものである。こんなものはいくらでも書ける。もしメリー喜多川(89)が突然亡くなってジャニーとジュリーの2人だけが遺されたとしたら、と設定すれば10回分いや20回分くらいの記事はすぐに書ける、と思う。そしておそらくはこうしたくだらなーい記事でもいちいち気にしないではいられないファンの方々も、さぞかしたいへんなのであろうなあ、とも思うのである。
もちろん、たいへんといえばSMAPたちご本人である。いつも、いつまでも静かに放っておいてもらえるということがない。あ、稲垣吾郎(42)はけっこう放置されているかも。で、なれるわけもないのだけれども彼らの気持ちになって考えてみると、SMAPはもう終わったことなのであろうと思うのである。
事務所側との激しいすったもんだがあり、メンバー間での食い違いや葛藤があり、周囲のさまざまな忠告や思惑を忖度した末での“解散”なのである。この間1人ひとりがどれほど深く考え悩み、追い詰められ、疲弊し、傷ついたか、それは想像もつかない。たとえてみればきっと、渦巻く濁流のなかを力尽き果てる恐怖と闘いつつ必死に泳ぎ切ってきたところなのである。
であるからいまはただただ安息のときであるべきはずなのである。SMAPのことはもう終り。SMAPという過去にザワザワと心動かされるのではなく、これからに向けて息を整え、気力体力の回復を待つときなのである。
それを、である。その休息のときに無神経にも土足でドタドタと踏み込み、また騒ぎ立てようとしている男がいるのである。というか、正確にはそのポーズを見せている男がいるのである。NHK会長・籾井勝人(73)である。
『日刊スポーツ』(2016年11月9日配信)が《NHK会長SMAP紅白出場へ自ら説得「価値ある」》というタイトルで記事にしている。手前勝手に「価値ある」などといい募っているらしいところに、この籾井勝人という男の卑しさがにじみ出ている。本文を抜粋する。
《NHK籾井勝人会長が9日、定例会見を行い、年末に解散するSMAPの紅白歌合戦出場について、自ら出向いて交渉する意志をあらためて語った。
「自らお話ししたい」と表明してから2カ月になるが、まだ実現していないという。「引き続き、いいタイミングがあるかどうか分からないが、必ず出向いてお話しさせていただく気持ちは持っております」。説得のチャンスは「まだ12月30日まである」とし「交渉の余地はある。話す価値はある」》
なのである。紅白歌合戦の出場についてはジャニーズ事務所から正式な断りが入っているはずである。なのにしつこい。さすがマムシの勝人である。いやいま思いついただけである。まだ先がある。
《会長による説得に関して制作現場から要請があるのかとの質問には「オーダーも依頼もない」と苦笑い。「現場は多少迷惑しているかもしれないが、会長が行くと言っているのだから、来ないでくださいとも言わない。いいタイミングを見計らって」と語った》
つい笑ってしまうのだけれども、なぜこうもしつこくアプローチしようとするのであろうか? 実は来年1月に迫っている会長任期満了の後に、さらに続投したいがための実績づくりなのだそうである。「価値ある」というのは自分が会長の椅子にしがみつくために利用できるということなのである。確かにそういってみるだけでも「価値はある」。くだらなーいけれども。
まあ、籾井勝人は問題外として、というか、もし「年末、ジャニーズ事務所やテレビ局の前に集まって『STAY』を合唱する抗議デモを行いたい」(「サイゾー」)と考えて活動しておられる方がいらっしゃるのであれば、NHKに対しても、もうSMAPを静かに休ませてあげてほしい、これ以上紅白出場を強要するようなマネは止めてほしいという運動もしていただきたいものである。
SMAPはいつもファンのことを第一に考えてきたはずなのであるから、今度はファンのほうが自分の辛さや切なさはとりあえず脇へ除けても、SMAPを第一に考えてあげるべきだと思うのである。いかがであろうか? おお、そうこうしているうち、私のSMAP関係の記事もできあがったのである。よかったよかった。(了)
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