ASKA(宮崎重明・58)が11月28日夜、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁に逮捕された。ご承知の通り2014年5月にもASKAは覚せい剤取締法違反(使用、所持)の疑いで逮捕されていて、同年9月に懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)の判決を受けている。もし今回の逮捕で有罪が確定すればとうぜん執行猶予は取り消され、直ちに収監されることになる。
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今回の事件発覚のきっかけは、これもたぶんご承知の通り逮捕3日前の11月25日、「盗撮されている」などとASKA自らが110番通報したことである。駆けつけた警察官がASKAの挙動を不審に思い、その場で簡易鑑定を任意で実施。しかし試料の尿の量が少なく結果が出なかったため本鑑定にまわされ、覚醒剤の陽性反応が出たのが28日。直ちに覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕状が請求されて逮捕に到っている。本鑑定の精度は100%とわれているのでほぼ間違いなく有罪になるであろう。
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こうして書くと事件そのものは単純だけれども、いろいろと疑うというか考えさせられる余地はある。まずは28日昼すぎに逮捕状が請求されたという一報が流れてからの展開がいささかめまぐるしく騒がしかったのである。ASKAがテレビ報道を観ながらその反論を自身のブログに数回にわたって掲載したからである。そのコメントを公開順にご紹介しよう。最初の1本は前日のまだ事件が発覚しないときのもの。投稿時間はブログの経過時間表示から逆算したもので、およそである。
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『aska_burnishstone’s diary』 ※ブログタイトル
******【2016年11月27日】
《今、13曲をとおして聴きました。》
これで良しっ!
な、気持ちになっています。
今は、1曲ごとの感想はありません。
アルバムが到達点直前にいることの喜びを感じています。
ジャケットも、写真もできています。
ただ、間に合っていないのは、その中に収める中ジャケ。
クレジットなどのデザインです。
これが、意外に時間がかかってしまっています。
が、数日の間には、それも形になるでしょう。
その後は、デザイナーにそれを送って、皆さんが呼ぶ、
「歌詞カード」
と、なります。
これを、最後に送りつけられるデザイナーさんは大変です。
そして、それが完成すれば、CDプレスです。
CDのプレスは、それらが揃ってからしか行われません。
プロモーションを行えない現況、
みなさんには、来月の終わり頃、
Youtubeにおいて、数曲発表させてください。
ありがとう。
******【2016年11月28日 午後3時ごろ】
《はいはい。みなさん。落ち着いて。》
間違いですよ。
詳しくは、書けませんが、
先日、僕の方から被害届けを出したのです。
被害の内容は、想像して下さい。
そしたら、逆に疑われてしまいまして、
尿検査をうけました。
何の、問題もありません。
ずべて、フライングのニュースです。
これから、弁護士と話をいたします。
******【2016年11月28日 午後3時ごろ】
《陽性は、ありません。》
100%ありません。
******【2016年11月28日 午後3時ごろ】
《ミヤネ屋さんへ。》
「人が、信じられなくなってる。」
なんて、電話はしてませんよ。
Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、
インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。
相手も特定出来ていたので、
直ぐに警察に電話もしました。
「サイバーを紹介して下さい」
と。
それだけです。
幻聴、幻覚など、
まったくありません。
******【2016年11月28日 午後4時ごろ】
《とにかく驚いています。》
もし、科研が調べたのであれば、無実は証明されているはずです。
尿から、覚せい剤反応が出るわけなんてことは、あるわけがないのですから。
これは、マスコミのフライングです。
今は、これしかお伝えすることはありません。
※原文ママ
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今回の逮捕に関連してASKAが投稿したブログのすべてである。なぜASKAがここまで無実の主張に固執したのかといえば、ファンや世間から見放されたくないという思いからであろう。自分のことを報道しているテレビ画面にかじり付きつつブログを更新している姿を想像すると鬼気迫るものがある。まあ、25日の自宅での簡易鑑定から本鑑定の結果が出るまでなか2日間あったわけで、その間にとりあえずやるべきことは済ませていたのであろうけれども。
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ああ、そうか。25日に簡易鑑定を受け、本鑑定にまわされてからもASKAはCDの制作作業に取り組んでいたのである。うむ。
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しかし覚醒剤など使用していない、したがって“科研”の鑑定でも陽性反応が出るわけがないと主張するのであれば、抗議はとうぜん警察ならびに陽性の鑑定結果を出した“科研”に向けられるところである。ところがASKAはまさに最初から最後まで「フライングのニュースです」、「これは、マスコミのフライングです」と綴っている。
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警察の捜査手法、能力については前回の逮捕時によくわかっているはずであるから、それを相手に回すのは腰が引けたのかもしれない。心証を悪くしてしまう恐れもある。しかしどこかに齟齬がなければ自分の無実の主張が成り立たない。で、いま自分がテレビで観ているワイドショーなりの報道を“フライング”である、間違いである、と決めつける。
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で、午後4時ごろになったところでようやく、現状では合理的な反論をするにはまったくの手詰まりであることを自覚して、ASKAの反撃は終わったのである。これから逮捕される午後9時過ぎまでブログの更新は1度もない。
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反論の対象であったマスコミについても、マスコミ報道というよりはすぐ目の前にあるテレビに向かって直接語っているような印象を受ける。テレビ局への抗議というスタンスがその片鱗も見られない。『情報ライブ ミヤネ屋』での発言に誤りがあるとするのであればとうぜん読売テレビの名前が出てもよさそうなものであるけれども、それがない。
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しかし、それにしても自分は無実だとするスタンスには揺らぎがないのである。文字ヅラだけをなぞっていくと首尾一貫しているようにさえ見える。先ほど書いたように25日に簡易鑑定を受けた後もCDの制作作業を続けているのである。であるから今回のASKAの逮捕は前日、11月27日のブログにも書かれていたこの13曲入りCDの発売を目前にしての何者かによる陰謀という議論が、このあとファンのあいだから持ち出されることになるのであろう。
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「Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。相手も特定出来ていたので、〜」というブログの記述がまったくの妄想であると否定する根拠を私はもっていない。ただこうした主張はASKAが最初にブログを開設したときからのもので、今回はその相手を特定までしているというのであるから、虚実のほどは遠からず明らかにされるであろう。
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ASKAのいっていることのどこまでが事実でどこまでが妄想かというのは、いまのところは藪の中である。そんなものは覚醒剤中毒者の妄想に過ぎないと片付けてしまうのは簡単であるけれども、いい切るだけの根拠がない。
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そういえばASKAが今年1月9日、ブログに発表した手記がある。およそ9万5000字にも及ぶ長文で、薬物に手を染めたきっかけや暴力団関係者との出会い、飯島愛(享年37)との関係などが記されている。このブログの記事はすぐに削除されてしまったけれどもコピーは拡散し、いまでもネット上で全文が読める。
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ざっくり目を通してみた。陰謀渦巻く物語が展開していておもしろい。もちろんどうしてもツジツマが合わないところも多くて虚実のあわいを漂っている趣である。今回の逮捕劇とあわせて考えると、なんというのかこれが覚醒剤常用者の錯乱した世界なのか、というような、一種不思議な迷路に踏み込んだ気分になってくる。
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ASKAはなんだか妖しい世界への扉を開いてくれたようである。私以外の人にはおもしろくないかもしれないけれども、私はおもしろい。で、このおもしろがり方には敗者を見送る目の傲慢とイヤラシさがあるのである。アカの他人なのに(了)
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