2016年5月14日土曜日

ベッキー復帰!! やっぱり怖くて、タフで、あざとかった





不倫騒動からいちおう復帰してきたベッキー(32)と、そのお相手だった川谷絵音(27)についてです。ベッキーの復帰の舞台は、ご承知の通り、昨夜(5月13日)のTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』でした。13日の金曜日。この文章は、同日付けの『デイリースポーツonline』「中居正広との2人トーク全文」を参考にして書いています。



ああ、ほかにも同じ記事で「一問一答(上・中・下)という見出しがついているものがあります。『デイリースポーツonline』、時間に追われる仕事のバタバタが目に浮かびます。



『デイリースポーツonline』の真似をして私のこの文章にもう一つのタイトルを付けるとすれば、「ヨロイを脱がないベッキーと、ファンの陰に隠れるゲスッチョ川谷」という感じでしょうか。



まずは「ヨロイを脱がないベッキー」。復帰するにあたっての構え、戦略を感じさせてしまった、ということです。少なくとも、完全にすべてをさらけ出して判断は視聴者に任せる、という態度ではありませんでした。まあ、ほんとうはそんなことはムリな話でしょうけど。



なので昨夜のベッキー、全体としては、視聴者やファンに認められるか認められないか、あるいはウソになるかならないか、のカツカツな線をいっていた感じがします。復帰に到る経緯の透明性もカツカツ、お話の正直さもカツカツ、反省もカツカツです。これで納得される方もいらっしゃるでしょうけれども、おおかたのみなさんは、態度は保留、というところではないでしょうか。



そしてこれで騒動が終息するかといえば、センテンススプリングの暴露報道の余韻がまだ消えていませんし、今回また新たにカツカツの部分に熱が蓄えられたので、着火材が放り込まれれば一瞬にして爆発的に燃え上がる可能性があります。



ただセンテンススプリングがこれ以上やると確実に“処刑雑誌”になってしまいます。ですから着火材が出てくるとすれば、むしろほかの雑誌からだと思います。とはいっても、4月22日にサンミュージックの相澤正久社長がベッキーからの手紙を携えて『週刊文春』編集部を訪れたことで“手打ち”がすんだ、と見ることはできません。気を緩めてプライドを傷つけるような言動が出てしまえば、また痛烈な“文春砲”が火を噴くでしょう。相澤正久社長、お気をおつけください。



 

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ではまず、復帰に到る経緯の透明性もカツカツ、お話の正直さもカツカツ、反省もカツカツ、を具体的にご説明しましょう。



「復帰に到る経緯の透明性もカツカツ」についてです。「川谷絵音の元妻に直接謝罪できるまでは絶対に復帰はしない」、とベッキー=サンミュージックは繰り返しいってきました。いわせていただければこれ自体が問題のすり替えです。



ほんとうは、これまでについたウソ、週刊誌に書かせたウソ、都合のいい弁明などで失った信頼を取り戻す努力が先なはずです。問題は不倫の当事者3人だけのものではなくて、芸能人ベッキーの信頼性の問題にもなっているのです。しかしここのところはずっと、3人の関係性だけに問題が矮小化されてきたように思います。



それにはこういういいわけができます。ベッキーはどうしても記者会見をやりたくないので、今回の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』への出演がいってみればその替わりです、それで判断してください。なるほどわかりました。カツカツOKです。



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「川谷絵音の元妻に直接謝罪できるまでは絶対に復帰はしない」ですけれども、これについては4月30日に行われた『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の「ひとり農業」ロケで、ベッキーがこう語っていました。

「来週、奥様に謝罪できることになったので」



つまりまだ直接謝罪はできていないけれどもそのメドは立ったのでロケをはじめた、といっているわけです。実質、復帰しました、と。これを見切り発車といいます。そして番組中で5月2日に直接謝罪できたという報告がありました。これで放映してもいいでしょう、と。まず復帰ありき、放送ありきです。それでも、まあ、とにかく結果、謝罪できたのですからカツカツOKということにしましょう。



しかし考えて見ればこの謝罪も、もともとゲスッチョ川谷の元妻が出した、ゲスッチョ川谷と3人で会いたい、という条件をベッキーが呑んでいれば、もっと早く実現していたのです。しかしこれをベッキーは拒否しています。さらに先ほどもふれたように、記者会見も拒否しています。



“いいわけできない”“謝るしかない”とはいいながら、こうして2つもの大きな譲歩の上にいるのですから、ベキッチョたいしたものです。おお、ベキッチョ、いい呼び方ではありませんか。あと「世間」に替えての「視聴者界」もオススメです。よろしく。



 

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次に「お話の正直さもカツカツ」についてです。番組放送前の情報では、ベッキーの謝罪は、番組の冒頭に「ワンショット」で行われる、ということでした。しかし“謝罪”は中居正広のインタビューによって行われました。



1対1のインタビュー形式は、やりかたによっては「ワンショット」つまりモノローグよりも格段に柔軟性が高く、厳密さから逃れられるので、容易な形式といえます。“謝罪”のできふできの半分はインタビュアーの責任になりますし、そのうえで事実をどこまで明らかにし、また伏せるのかのサジ加減も委ねることができます。



もちろんこれにはインタビュアーの質と立ち位置とが大きく絡みます。事実関係の整合性と客観性を重んじる第三者的立場のジャーナリストですとモノローグよりも厳しいものになりますし、逆に“謝罪者”側に近い人間だと、おのずと追及は甘くなります。場合によってはあらかじめ質問内容を打ち合わせておく場合もあります。



沢尻エリカ(30)が例の「別に……」発言で叩かれたときに赤江珠緒(41)がインタビュアーを努めて復帰の足がかりにしました。当時ワイドショー担当だったアナウンサーの赤江珠緒にして、歯がゆさが残ったのです。それを今回は、いわば同業者というのがもっとも的確な表現と思われる立場の中居正広(43)がやったわけです。



ベッキーは戦略家です。スッポンポンで、はい見てください!! ではありません。リングに上がる前にアレコレと情報戦の火花を散らすボクサーみたいなものです。ここは懺悔の場ではなく闘いの場。



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中居正広の同業者としての甘さがどういうところに表れていたかというと、そりゃー、私たちの関心として、いちばん濃いところを抜粋しましょう。



《(ベッキー)「その男性と出会って、好きになって、2人で出かけるようになって、その後に奥様がいることを知って、でもお互い気持ちがあるのは分かっていたから、じゃ正式のおつきあいは正式に離婚してからだねとお話していたんです」
(中居)「順番が間違ったことに後で気づいたんだね」
(ベッキー)「そこでブレーキをかければよかったんですけど、『友達のままでいようね』と言いながら、何度も会って気持ちがどんどん大きくなってしまって。だから、『これは友達だもんね』って言い聞かせながら会っていったので。正直、本当に複雑なことになってしまうんですけど、記者会見で、付き合ってるという事実はありません、というのは半分(正解)…いや、“正式”には付き合ってないんです、っていう(気持ち)」
(中居)「相手好きだったんでしょ。恋愛はしてるけど、付き合ってはないんだ…」
(ベッキー)「そこは子供の言い訳みたいなんですけど」
(中居)「そこだね。そこちゃんとした方がよさそうだね。下世話な話になっちゃう、言いたくないの分かるよ。でも、旅行に行って付き合ってないというのは、通用しないんじゃないか」
(ベッキー)「はい。おっしゃる通りです」
(中居)「お付き合いはしてたんだよね」
(ベッキー)「はい、気持ちが通った時点で不倫だと思います」》



 

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中居正広、ここはいい仕事をしています。「子供の言い訳みたいなんですけど」というところまで追い込んでいます。しかしまた「はい、気持ちが通った時点で不倫だと思います」というわけのわからないところまで後退されて、やったのか!! 問題は終わります。わかってはいることですけれど。



まあ、あれですよ。オトナの方々は、男女関係にあったことを認めているには間違いないのだから、これでいいではないか、これ以上つっこむ必要はない、とおっしゃるかもしれません。



でも私はここで「はい、気持ちが通った時点で不倫だと思います」といい替える話法が大嫌いなのです。狡いでしょ。あと“男性”といういいかたも。やっぱり寛容さの問題かもしれませんけれども。



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もういちど、先の引用文の中頃のベッキーの発言、中居正広につっこまれた部分を読んでみましょう。
(ベッキー)「嘘はありました」
(中居)「正直に言えませんでしたか」
(ベッキー)「その男性と出会って、好きになって、2人で出かけるようになって、その後に奥様がいることを知って、でもお互い気持ちがあるのは分かっていたから、じゃ正式のおつきあいは正式に離婚してからだねとお話していたんです」
(中居)「順番が間違ったことに後で気づいたんだね」
(ベッキー)「そこでブレーキをかければよかったんですけど、『友達のままでいようね』と言いながら、何度も会って気持ちがどんどん大きくなってしまって。だから、『これは友達だもんね』って言い聞かせながら会っていったので。正直、本当に複雑なことになってしまうんですけど、記者会見で、付き合ってるという事実はありません、というのは半分(正解)…いや、“正式”には付き合ってないんです、っていう(気持ち)」
(中居)「相手好きだったんでしょ。恋愛はしてるけど、付き合ってはないんだ…」》



申しわけないですけれども、「正直、本当に複雑なことになってしまうんですけど」というのは完全ないい逃れです。中居正広や視聴者が聞きたかったのは、どうしてウソをついたのか? という話です。



で、ここでもベッキーはほんとうの理由、不倫を指弾されるのが怖いということを口にしたくないために、いい替えの話法を使っているわけです。あらかじめ“複雑”をもちだしてまで。これはいただけません。



しかしながら、ここで中居正広に、続けて、「でも、記者会見の前の日に“お友達で押し通す予定”といっているわけだから、その複雑な“正式”うんぬんは無意識に出てきたんじゃないよね」と、突き詰めろというのは、たぶん酷な話なのです。



はいはい。大人げない。前にも書きました通り、男女関係にあったことを認めてはいるのに間違いないのですから、そして、同日の夜にアップされたゲスッチョ川谷のブログには「恋愛関係にありました」という明快な記述があるのですから、それも得点に加えて、ベキッチョ、正直さもカツカツOKです。



 

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話は少しズレます。
みなさんはもうお気付きになられていらっしゃるかもしれませんけれども、ベッキーの「いい換えの話法」というのは、ある特定の言葉を口にしないことから組み立てられています。ここでは「川上絵音」「恋愛関係あるいは男女関係」「ウソ」が絶対のNGワードになっています。



ただ中居正広に正面から「あの会見に嘘はありましたか」と聞かれたときに1度だけ「嘘はありました」と答えています。いい逃れできない状況でしたから。しかしそのあとで、「複雑なこと」「正式」などという言葉を使って釈明を試みています。



「川上絵音」は「男性」、「恋愛関係あるいは男女関係」は「お付き合い」、「ウソ」は「子供の言い訳」「複雑なこと」とかなんとかにいい換えていますね。どうにかしてその言葉を口にしないことで、その責任、呪縛から逃れようという作戦です。たしかに、これに騙される人はいるかもしれません。



思うに、このテクニックは、たぶん『ぜったいに負けない話し方』とか『黒を白といいくるめる論争術』みたいなハウツー本にあるんじゃないでしょうか? なければどなたかこれで1冊お書きになってはいかがでしょう? ただ、今回みたいにテキストに書き起されてしまうと丸見えになりますけど。



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そんなこんなで反省もカツカツです。とりあえず泣いてみせたし、ということで。これに関しては中居正広もよくありませんでした。その部分をまた抜粋で見てみましょう。



《(ベッキー)「それだけひどいことをしてしまったので」
(中居)「何がひどいこと?」
(ベッキー)「奥様がいる男性を好きになってしまって、その奥様を深く傷つけてしまいました。仕事関係者の皆さまもそうですし、応援してくれる方々も傷つけてしまった」
(中居)「傷つけてしまったのは、1人かもしれないね。直接ね。あの会見に嘘はありましたか」
(ベッキー)「嘘はありました」》



「傷つけてしまったのは、1人かもしれないね。直接ね。」。あいまいないい方ですけれども、ここで、この番組の姿勢の枠組みが示されたわけです。「問題は不倫の当事者3人だけのもの」、という矮小化です。いやいや私も傷つきましたけど。すみません。ウソです。



ほんとうは前にも書いた通り、そういう、当事者の3人が和解したとかなんとかではなくて、これまでについたウソ、週刊誌に書かせたウソ、都合のいい弁明などで失った信頼を取り戻す努力が先なはずです。



 

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で、結論めいた話になりますけれども、今回の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』でベキッチョの人間としての信頼性は取り戻せたか、といえば答えはノーです。芸能人としての信頼性は、もう2度とやらないだろうから、という見方に立てば50%くらいでしょう。またファンを裏切ることはあるかもしれないので。



人間として信頼できなくても芸能人としてしっかりしていればそれでいい、とおっしゃる方は、もう少しようすを見てさしあげればよろしいのではないでしょうかしら。(byデヴィ)



ああ、ゲスッチョ川谷について書く余裕がなくなってしまいました。たいへん申しわけありません。中身は簡単なんですけれども。次回、さっくりとふれさせていただきます。ついでに悪口も。(了)




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