2016年5月29日日曜日

中居正広の微動だにしない帽子が賞讃されるのは、オレたちへの手本



私は丸刈りでヒゲを生やしているので、巷間「逆さまにしても顔」あるいは「騙し絵」といわれるタイプの顔の男です。このての見た目が一般化したのは、たぶん映画『レオン』(リュック・ベッソン、1994)がきっかけなのだろうと思います。



しかし、丸刈り+ヒゲというスタイルは、すでにもう掃いて捨てるほどに増殖しております。まあ、人さまにまぎれて目立たぬようひっそり生きていくにはちょうどよい感じです。



私の頭髪は『レオン』のジャン・レノ(67)よりかなり薄めです。しかしながらハゲ際おっと間違いた(by荒木経惟)生え際の後退具合は、だいたい同じくらいの感じであります。ちなみに「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのだ」とは、ソフトバンク孫正義(58)の名言です。ご活用ください。なんだか嫌みっぽい今日の私。



ただ、完全に地肌が露出している部分はなく、光の差さない洞窟なんかに生える苔のように、頭全体がまあるく、薄ボンヤリとしております。地下鉄で座席に座り、正面の窓ガラスに映る自分の顔は、髪の毛が薄い後光のようにも見えて、ありがたく思うことがあります。



こうした状況ですから、とうぜんカツラ、増毛、育毛のたぐいを奨められるターゲットなわけであります。しかし、面倒くさがりなのとつねに金欠なのとでそれを考えたことはありません。たぶんお金があったとしても利用しなかったと思っとります。



昨日、オバマアメリカ大統領来日のニュースをテレビでずっと見ているうち、こんな言葉づかいになってしまったのであります。アメリカにかしづいているのか、それともアメリカに戦いを挑んだ日本兵のつもりなのか、自分でもわからないのであります。



私としては、ハゲや薄毛は隠そうとすれば弱点ですが、おおっぴらにしておけばただそれだけのことだ、という立場です。たとえば、会社勤めでも平気でスキンヘッドでいられるのは逆にありがたいことではありませんか。 で、それはそれでまた私個人の考えですから、いやいややっぱり人には見せたくない、とお思いになるかたは、やはりそれはそれでいいのだ、と思います。



ちなみに4月24日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)でのアンケート調査によると、「薄毛(ハゲ含む)でも恋愛対象になる」と答えた女性は、10代が34%、20代が62%、30代が78%、60代が100%でした。



うーん、と。60代で100%というのは、たいへんシリアスであります。ご自身、すでに恋愛の土俵には立っておられないのであります。きわめて申しわけのないいいかたになりますけれども、100%などといわれると、なんでもかんでも吸い込んでしまうブラックホールを連想してしまうのであります。罵詈雑言、お許しください。



でも、10代で34%、20代で62%といわれると、それでもう十二分、という気持ちになります。私は。そもそも頭髪の状況に関係なく、私を恋愛の対象として認めてくれる女性は、きっとパーセンテージにしてコンマ以下に違いないのです。10代で34%といってもコンマ以下の数字がさらに3分の1になるというだけの話ですから、私にしてみれば100%とほぼ同じです。



お話を戻します。年相応に見せたい、若く見せたい、などの理由でいったんカツラを装着すると、その瞬間から手放せなくなります。ほとんど一生のお付き合いになります。ですからカツラメーカーとしては、いかにして若いときから自社のカツラを装着させるか、あるいははじめてのカツラは自社製品を、という売り込みにもっと腐心すべきではないでしょうか? たとえばマクドナルド流に「ファミリーカツラセット」とか。あー、今日はどうして。



ともかく、ハゲや薄毛をネガティブにとらえる必要などまったくない、と私は思います。ああ、女性の場合はそうもいきませんね。実は私の妹は頭頂部が薄くなっておりまして、増毛ふりかけみたいなものを愛用しております。「これがバレたら会社を辞める」とまで申しております。



では、そんなみなさまのために、ちょうどたいへんタメになるお話を見つけましたのでご紹介しておきます。『アサ芸プラス』(2016年5月27日配信)からです。



タイトル:
[中居正広、プールに落とされても「頭皮は帽子で鉄壁ガード」に称賛の嵐]

《5月25日に放送されたバラエティ番組「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)にて、出演者がハワイの物件巡りをする様子が放送された。その中で、出演者がプールに落とされる場面に視聴者から注目が集まった。
(— 略 —)
出演者が訪れた豪邸にはプールが付いているとあって、後半は次々とメンバーがプールに落とされるバラエティ的な展開が放送された。
そのため出演者は全員、水浸し状態となったのだが、その中でも中居だけは、ある部分をしっかりと守っていたという。

「中居は頭からプールに落とされたにもかかわらず、被っていた帽子がまったくズレず、それを取ろうともしませんでした。すると視聴者からは『帽子が鉄壁すぎる』『帽子の中が濡れても脱がないのは凄い』『アイドルの鏡だ!』と、濡れた頭皮を決して見せない姿勢に称賛の声が上がりました。中居はもう43歳ですから、髪が薄くなっている可能性も考えられます。しかし彼はプロのアイドルとして、それを披露しなかったということで、ファンは関心したのでしょう」(前出・テレビ誌記者)

プールに落とされた後、「俺、そんなタレントじゃねえんだよ!」と笑いながら絶叫した中居。それでもバラエティに全力でぶつかっていく姿勢が、多くの視聴者から好感を得ているようだ。》※原文ママ



あれー? これ、バカにしているのかホメているのか、ちょっとわかりませんねー。これではタメになりませんねー。今日の気分にはぴったりですけれど。ほんとうにたいへん申しわけございません。



まあしかし、ハゲや薄毛に対する世間の風当たりというのはこんなものです。好感につながるのかイヤな感じになるのか、あるいは嘲笑の対象になってしまうのか、それはあくまでも本人の人となり次第というわけです。



別に頭髪そのものに人をひき付ける魅力があるわけではありません。ですから髪の毛が抜けたからといって、コンセントを抜かれたテレビのように真っ暗になる必要などないのです。髪は髪、自分は自分です。



では、お詫びのシルシに、常日頃、私自身がハゲの支えにしておりますお言葉をご紹介いたします。いまや世界の「BABYMETAL」のYUIMETALさまが、2015年8月23日放送の『NEWSBIRD』(TBS)のインタビューに答えてお話しになられた内容です。

*****

番組Narration:また、YUIMETALさんは去年、イギリスの「Sonisphere Festival」で、「Slayer」のステージを見て影響を受けたといいます。

YUIMETAL:「Slayer」さんのなかでKerry Kingさんという方がいるんですけど……、なんかYUIMETALって、メタラーさんってロン毛っていうイメージがあったんですよ。Kerry Kingさんはもう……、坊主……? 髪が……、……スキンヘッド! で、髪が無かった、んですけど、でも、なんかその髪の力を使っていないヘドバンがスゴくカッコよくて、なんか、髪がバサってなってないのに……、すごい頭が、を、振ってるように見えたんですよ。それが……、すごい、いつもヘドバンをやっている自分からすると『カッコいいな』と思って。なんか、なんだろ? もう、我を忘れてる感じ? なんか本当に自分のライブの中の世界観に入ってる感じがすごいカッコよかったので、自分も本当にライブの意識がなくなるくらい、YUIMETALっていう存在になりきろうと思って、というのを学びました」

*****

可愛らしい16歳の少女が、何度も何度も口から出かかる「ハゲ」という言葉を懸命にのみこみつつ、エールを送ってくれているわけであります。自分の世界観を確立しろ、と、そしてそのなかに没頭しろ、と。ありがとうございます。読むたびに励まされます。頑張ります。みなさんも、ぜひ。(了)


くっくるしいっ!! なんでもいいから。どうせ買うなら。↓↓ここからお願い!! 
(アフィリエイト収入が頼りです)右側のカラム分もよろしく!! お腹すいたー


 

HP Directplus -HP公式オンラインストア- オーネット

DHCオンラインショップ 
ソニーストア デル株式会社

 

 



ソニーストア

オーネット

デル株式会社





0 件のコメント:

コメントを投稿