2016年5月4日水曜日

ついにたそがれが見えてきたジャニーズ事務所の問題



最近のジャニーズ、なんとなくいっときの勢いがないように感じるのは私だけでしょうか? 真昼のピーカンから、少しだけですが陽が翳ってきたような感じがしてなりません。たぶん、3ヵ月半前までのSMAP騒動の反動なのでしょう。



SMAP独立? →木村拓哉(43)残留決定!! →SMAP分裂? →飯島三智元マネージャー(59)退所決定!! →『SMAP×SMAP』で5人ナマ謝罪、と続いた息をもつかせぬ展開はそれ自体が大スペクタクルでした。



さらに同時進行で挟み込まれてくるメリー喜多川(89)、ジョニー喜多川(84)の言動の特異性だとか、ジャニーズ事務所とメディアのあまりにもあからさまな“オトナの関係”だとか、サイドストーリーもなかなか強烈で充実していました。楽しかったなあ、あのころ。



メリーとジョニーの特異性というのを具体的にいえば、メリー喜多川副社長の、週刊誌記者を「殴るぞ!!」と恫喝したこともあるという“怖さ”、そしてそんな姉にまったく頭が上がらないジャニー喜多川社長の“弱さ”、優柔不断さですね。なにしろ丸4日間もエレベーター内に閉じ込められていたというオジジですから。(2014年)



 

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笑いごとではなくて、このジャニーオジジの咄嗟のウソが原因になって、飯島三智へのメリーの不信感が決定的になったのです。最近になって『SMAP解散騒動の全内幕』(宝島社、2016年3月28日発売)が詳しく報じましたから、すでにご承知の皆さまも多いことでしょう。



しかしいまさらメリー喜多川の誤解がとけたとしても、もう時計の針は元には戻らないのです。あの日のSMAPは帰ってこないのです。このジャニー喜多川のウソについては、当Blog4月3日分の記事でも少しふれていますので、興味のある方はご覧ください。



ジャニーズ事務所とメディアのあまりにもあからさまな“オトナの関係”については、騒動の最中、どのテレビ局も直接ジャニーズ事務所およびSMAPメンバーに取材しようとしなかったことが印象的でした。スポーツ紙がジャニーズ事務所の御用新聞なのはむかしからとして、テレビがここまでとは、改めてびっくりポン! です。古いのう。



「もともとテレビ局はジャニーズ事務所と太いパイプをもっているはずなのに、なぜ取材しないのか?」という話をデイブ・スペクターがもちだしたときの『サンデー・ジャポン』(TBS)スタジオ内の凍りつきかたはもの凄かったですね。



テリー伊藤なんか、どこかの海岸に打ち上げられてくたばっている深海魚みたいな顔をしていましたし、太田光も、ふだんに輪をかけて引きつっていました。デイブ、私が知るかぎり最高のグッジョブ!!



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で、SMAP騒動というのは、このようにそれ自体が大スペクタクルであっただけでなく、SMAP時代、あえていえばテレビを中心とするアイドルグループの時代の終焉を暗示するものでもあったわけです。



だからといって時代がどこへ向かうのかはまだわかりません。けれども、とにかく“もうアキアキ”という空気は充満させてくれました。アイドルグループの番組なんて、ウチの子どもにだって見せませんね。子どももそんな予定もなにもありませんけど。



ですから、いまはスペクタクル終了後の虚脱状態にプラスして、時代の変わり目の真空地帯に入り込んだような時期なのかもしれません。真空地帯!! お懐かしい。いまなら“真空地帯に入り込んだらイノチはない!! ”と指摘されますよ。あ、思い出しました。書きたかったのは“エアポケットに落ち込む”、でした。失礼いたしました。



とはいえ、ジャニーズの人気はまだまだたいへんなものです。4月1日のバカの日にデビュー10周年とグループとしての充電期間前のラストライブを開催したKAT-TUNは、東京ドームに5万5000人のファンを動員しています。



少し話はそれます。このラストライブでは、上田竜也(32)と中丸雄一(32)の号泣もそうですけれど、亀梨和也(30)が「ここにいる2人はもちろん、いろいろありましたけど、抜けていった3人にも、この歩みを感謝したい。ありがとう」といってしまったのは、正直あまりいただけません。



まあ亀梨和也、なにをきれいごとをいっているのか、という話ですよ。あとあじを悪くしたくなかった気持ちはわかります。わかりますが、これだと 長くKAT-TUNを応援してきたファンは気持の落としどころがありません。ここらあたり、フラストレーションを溜めさせてしまうところも、KAT-TUNがいまひとつ爆発できなかった原因なのかなあ、と思います。



 

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エラそうに御託を並べている場合ではないのでした。ジャニーズになんとなくいっときの勢いがないように感じるのはなぜか? という問題です。ひとつには、SMAP騒動をきっかけにしてジャニーズ事務所の内部のようすがかなり詳しく、広く知られるようになったことがあると思います。帝国の神秘のベールが1枚はがされて、事務所としてのカリスマ性が薄れました。



個人的には、メリー喜多川の“老害”に辟易したことも大きな原因になっています。これまでにも独断的で強引な経営手法で“老害”と指弾されたことは多々ありました。しかし今回ばかりは迷信深い意地悪頑固オババの妄動を見たようで、心底ガッカリしましたよ。



たとえばですよ、メリー、デジタル嫌いとは聞いていました。しかし、まさかAmazonのショッピングサイトに並んでいる雑誌の表紙にまでグレーのベタを乗せさせるとは……、です。



デジタルメディアに所属タレントの写真はNG、というのも知っていました。とはいえ表紙にタレントの顔写真がフィーチャーされた雑誌の商品写真にまでNGですから、常軌を逸しています。おかげでテレビ番組の情報誌はみんなグレーの弁当箱。大笑いです。



そんなメリーに、たとえばYouTubeで「ジャニーズ」検索をかけて見せたとしたらどうなるのでしょう? モニター画面相手に「ぶん殴るぞ!!」と叫ぶでしょうか?



でもって、そういうわけのわからない江戸の妖怪みたいなオババが君臨している事務所なんてロクなものではないだろう、と思うわけです。実際にはいっときの勢いがそれほど衰えているわけではないのに、衰えくすんだように感じてしまうのです。



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これはたとえば、レストランのトイレが汚いと食事まで酷くまず感じるようなものです。エゲツないたとえで申しわけありませんけど。それで、ジャニーズ事務所もそんじょそこらの、いわゆる個人商店と同じようなものに見えてきた、ということです。



あとひとつ、勢いがないように感じてしまう理由は、たぶん吉田羊(42)と中島裕翔(22)、井上真央(29)と松本潤(32)の色恋沙汰、というか熱愛報道の影響でしょう。色恋沙汰。これも古いですのう。



一方は7連泊でスンゴーイ!! で、もう一方は結婚がチャラか? というお話で、中身はまったく違います。まったく違うのですが、両方ともメディアの扱い的には女のほうがメインになっています。いまも「吉田羊と中島裕翔」、「井上真央と松本潤」と女優位の書き方をしましたが、違和感はなかったはずです。



キャリアや実績的には吉田羊のほうがうえでも、いまや中島裕翔はジャニーズの主力商品です。井上真央と松本潤は、ランク的にはだいたい五分五分か松本潤のほうがうえ。扱い的には男が先でもおかしくないわけです。



 

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もちろん、そもそもトラブっているのは中島裕翔にしろ松本潤にしろ女を遠ざけておきたいというジャニーズ事務所の意向があるからなので、これらのニュースで男2人を前面に押し出すのはいささかはばかられているのかもしれません。



しかしそれにしてもジャニーズのコントロールが利きにくい週刊誌にしてからが、これは吉田羊の、そして井上真央のニュースになっています。ジャニーズの居どころなし。



このあたり、女のほうが主に扱われれば扱われるほど、男のほうはカゴの鳥といいますか取扱い注意の売りものといいますか、そんな感じが強くなります。ジャニーズ事務所は男芸者の置屋か? って感じですね。「女衒」にならって「男衒」という言葉も必要な時代かもしれません。



しかもメリー喜多川は、いまやただ気の荒い意地悪オババの風情ですから、ジャニーズの一流の輝きも曇りがち、というのもやむなしでしょう。ああ、メリー喜多川、芸者置屋のやり手ババアどころか、一生懸命に店先の商品にたかるハエや猫を追い払っている魚屋のオババに見えてきましたよ。



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これで中居正広(43)が今年9月に事務所を退所してSMAPが解散し、噂されている飯島三智プロデュースのアイドルグループが本格的に動き出し、さらにそうこうするうち、ついにこれまでの横暴ぶりに憤懣をため込んでいたテレビ、映画界にアンチの風が吹きはじめ、となってくると、さすがのジャニーズ帝国も危ないのではないでしょうか。



そういうことになれば吉田羊も、火中の栗を拾うどころではない、なにを色ボケしたのか血迷ったのか、よりによってのジャニーズ中島裕翔7連チャン食いも、ジャニーズ帝国衰退の嚆矢として長く記憶にとどめられることになるでしょう。



しかし、とはいえ女優吉田羊はもうこれで終りですね。羊さんがメリーさんに追い払われるというよりも、クールで知的とかなんとかいっても、もうまったく通用しないということです。なにを演じても7連チャン。シラケます。痴熟女ならはまり役ですけど。下半身のスキャンダルでキャリアを棒に振るなんて、ずいぶん男前な話です。



やっぱりジャニーズ、いろいろなものを道づれに、ズブズブと沈下しはじめた気配です。(了)




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