小堺一機、59歳。実年齢を知って唖然とする幼稚さである。なぜに? と考える手だてはいうまでもなく平日午後1時からの『ライオンのごきげんよう』だ。小堺一機はミセスの下僕、白雪姫の小人なのである。疑似恋愛の相手は別途、スポーツ選手なり韓流スターなりでこと足りている。したがって小堺一機59歳には、知性も野性も、もちろん話術なんかも最初から期待されてはいないのである。期待されているのは従順さ、腰の軽さだけなのである。ゲストが放り投げた大きなサイコロをヒョコヒョコ追いかけている瞬間が、小堺一機、最高の見せ場だ。
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関根麻里がデビューしたころ、父親の勤と指浣腸でふざけあうといっていた。つねに紳士たるべき読売ジャイアンツも、清原和博の現役時代、よくホームベースの周りで指浣腸をしてはしゃいでいた。指浣腸。なんと野蛮でおそろしい習俗だろう。このあいだは酔っぱらったオヤジが先に退席する忍者風挨拶の「これにてドロンでござる」を間違ってあの指浣腸の形でしてしまったではないか。父娘が、プロ野球選手が、酔っぱらいオヤジが指浣腸。指浣腸大国ニッポン、どう考えても尋常ではない。
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コサキンのもう一人、関根勤は61歳である。ニックネームはラビー。その由来になったラビット関根時代からパシリ専門である。パシリひと筋40年。つまりは番組のメインキャストおよびプロデューサーの腰巾着なのだが、この保身術が最近はまったく鼻につく。クソ面白くもないジョークに目を見開き大口を開け、あげくにテーブルまで叩いて呵々大笑。いとあさまし。ふとこの男、実はなにか真っ黒なものを抱えているのではないかと疑う。で、その黒さが娘麻里の結婚にチラリと顔を出したような気がするのは私だけだろうか。
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コサキンとたまにつるむルー大柴61歳。3人の中では最も大人として覚めてしまっている。だから仕事ぶりも他の2人に較べてずいぶん中途半端である。 (了)
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