GACKTに叶姉妹にマイコー の浮世離れ

５月にラスベガスで行なわれたボクシング試合、フロイド・メイウェザーVSマニー・バッキャオ戦を、GACKT（41）がリングサイドで観戦したのだそうだ。ご本人によると、試合開始直前にはネットで4000万円の値がついた超プレミアム席でである。これもまたご本人によると、招待されたのだそうである。しかし一部メディアでは、ボクシング関係者に頼み込んで高額で購入しただけ、だという。だとしたら4000万円近くの自腹なのだろう。

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さらに前月の４月には愛車「ランボルギーニ・ムシエラルゴ」（3000万円以上）が破損したとブログに綴り、前年には「ランボルギーニ・アヴェンタドール」（5000万円以上）が納車されたとも綴っている。セレブである。そんなに売れているという話も聞かないし、下世話で申し訳ないが金の出所が気になる。

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GACKTには、元所属事務所スタッフの脱税騒ぎや、東日本大震災の際に集めた約４億円の義援金のうち約半分しか日本赤十字社に寄付していないとする報道など、金にまつわるよからぬ話が多々あるようだ。しかし日本語、英語、北京語、韓国語、フランス語を操り、「芸能人格付けチェック」で過去30問パーフェクト回答を続けているGACKTなのである。それくらいどうってことないのである。顔面はすでに進撃の巨人である。

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こういう具合の芸能人の謎というのは、この世知辛い世の中、少しノスタルジックかつ間抜けな感じがして私は好きである。たとえば、すでにこのジャンルのベテランである叶姉妹だ。偽姉妹の恭子、美香である。にもかかわらず突然、次女の春栄というのが出てきて失踪したりする。

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恭子と美香の２人は「トータルライフアドバイザー」を職業とし、姉の恭子は11億5920万円分の衣服を所有しているそうだ。私生活は謎に包まれている、というか、そんなものテレビ局の帰りにでも尾行すればすぐにわかるはずだ。きっとそれができない事情があるわけである。収入源も。案外テレビ東京の「Youは何しに日本へ？」なんかで聞いてみたらわかるかもしれない。

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マイコー、マイケル富岡（54）も忘れてはいけない。かつてのUFO仮面ヤキソバン（日清焼きそばU.F.O.のCMキャラクター）は、いまや仕事があるとも思えないのに豪邸に住み、高級外車を乗り回し、12人の愛人といちゃつく日々を送っているのである。うらやましいことである。芸能界の謎としては少し小粒なところがキュートでもある。姉はNHK-FMに２本のレギュラー番組をもつVJ、DJのシャーリー富岡（59）である。

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おお、安西ひろこ（36）という、また少し系統の違う謎もいた。最近のネットニュースによれば、激安衣料品店でまとめた総額2880円の「しまむらコーデ」に絶賛、だそうである。

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「しまむらコーデ」に絶賛、にたどり着くまでの安西ひろこは波乱万丈である。1996年、17歳でグラビアアイドルとしてデビューし、1998年には「フジテレビビジュアルクイーン」に選ばれている。しかし柔道初段の骨格の太さが災いして大化けすることはなかった。

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で、ギャル系ファッションリーダーHIROとして起死回生をはかるのだが、当時ヒロといえば、同年デビューで飛ぶ鳥を落とす勢いのSPEED 島袋寛子（31）である。当然あとだしの安西ひろこはパチモン視されてパッとせず。さらには年齢を１年詐称したために成人式に２度出席するハメにも陥る。

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2001年にドラマの撮影現場で倒れ、以降2008年まで芸能活動を休業する。実はパニック障害であったのである。突然、強い不安感や恐怖を感じ、動悸や呼吸困難、発汗などの発作が起きる。さらに鬱的な状態も重なり、一時は自力でトイレにもいけないほどだったという。

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これらの経緯は、2015年７月の「解決！ナイナイアンサー」や、同年10月の「ロンドンハーツ」などで明らかにされた。とくに「ロンドンハーツ」ではロンドンブーツ1号2号の田村淳（41）をもてなすという名目で自宅まで公開していた。立派なマンションであった。購入時5000万円は下らないと思われる３LDKだそうである。家具調度の類いも豪華で高価そうである。

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番組によると、安西ひろこがこのマンションを購入したのは「10年前」だそうである。つまり2005年である。ちょっと頭クラクラしてこないか？　2005年といえば明日をも知れないどん底のまっただなかのはずである。……考えてみれば、これほど波乱万丈にコケ続け、業績の上がらない安西ひろこが何度も表舞台に立ち現れ続ける理由も、芸能人の大いなる謎なのだ。　　　（了）