まったくの義理で絵の個展を観に行った。画家が出てきてつきまとうので、売約済みの絵を指さして「残念だなあ」と見栄を張ったら「ちょっと待ってください。すぐ描きますから」といわれた。逃げた。
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岡本太郎（享年84）は草間彌生（86）との対談後、「ホンモノには勝てねえ」とぼやき、その草間彌生は横尾忠則（79）に「ジャーナルなことばっかり喋っている」と厳しく指弾されて『芸術新潮』の対談を逃亡。岡本太郎はホンモノの何と対談したのだろう？
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バブル景気のころ、ある田舎町に大学設置の構想が持ち上った。ついては岡本太郎先生にモニュメントを制作してもらおうという話になり、先生の希望でヘリコプターまで飛ばして現地を視察した。はるばる芸者なんかも呼んで接待も無事完了。しかし返ってきたご提案は「あそこにはなんにもないほうがいいっ」であった。ギャラはしっかり発生したらしい。
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草間彌生とコシノジュンコ（75）の区別が順調にはつかない。
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草間彌生を脱ぐと鳥居みゆき（年齢不詳）が出てくる。
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コシノジュンコの頬のあたりにかかるの髪の毛で缶詰が開けられる。そのときジュンコは顔をグリグリさせながらアハアハと笑う。
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札幌に「蟹喰処 蟹工船」というひじょーに恐ろしい名前の店がある。アンガールズの田中卓志（39）みたいのがいっぱいいる。らしい。
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そういえばキンタロー。（33）は仰向けに寝ると顔面に水が溜まるらしい。
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ここで改めて強調するまでもないが、キンタロー。の顔は脱甲したカニの甲羅である。
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キンタロー。と出川哲郎（51）の、ときどき狂犬じみる目が怖い。
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キンタロー。がうつぶせに寝ると顔の下をアリの行列が荷物を担いで通る。
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キンタロー。っていつのまにかノーベル製菓「男梅」のキャラクターになってたんだね。滝に打たれたりとか。
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太郎とバブルはよく似合う。バルブではない。
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バルブといえばロサンゼルスオリンピック鉄棒金メダルのクラシアン森末慎二（58）だが、マラソン芸人の森脇健二（47）と、字ヅラ上の区別がつかない。すまん。
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カンボジア人の猫ひろし（37）。その前は日本人のタチひろしだった。
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本名が「太郎」の知り合いがいる。源氏名は「オカマと太郎」。最近はときどき「オカマと太郎と仲間たち」になる。
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かつてアングラ演劇が盛んだったころ、舞台の上でもっぱら「鐘つき棒」の役を演じる男がいた。時代は変わり、彼はいま北海道の果てで破れ寺の鐘をついている。
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「つくつくほーし」の西川のりお（64）の名前は、今後「西川の・りお」になるらしい。もちろんカーニバルにも出まっせ。腰ぃ砕けるまで。
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「人間は肉である」といった画家がいた。言葉そのままの絵を描いた。名前はフランシス・ベーコンである。
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このあいだ「pecaso」というサインふうロゴ入りトレーナーを着たおばちゃんを見た。ピカソ崩れである。そのものズバリのお顔立ちであった。申し訳ないが笑った。
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大泉洋（42）の顔は進化の足りない馬の顔である。
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大泉洋と芸人なすび（39）のあいだに北海のウマヅラハギがいる。
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北海のウマヅラハギ。しかもアタマに藻を載せている。松山千春（59）の「歌うキタキツネ」に匹敵すると思わないか？ それともやっぱりマキバオーのほうがいいか?
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田中義剛（57）だとよお。適当に地元を東北と北海道に使い分けしやがって。オレのまわりの北海道人はみんな、わざわざ「非道民の」って注釈つけるよ。非道のタミだよ、ったく。
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吉幾三（62）がもう帰ってくんなってよ、義剛。 （了）
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