2015年6月9日火曜日

自分そっくり、が必ずどこかで…


●ナイツの「塙(はなわ)宣之」VSピン芸人の「はなわ」
弟「はなわ」は埴輪でその兄の「塙宣之」は地蔵である。地蔵はWコロンの解散にひどくご立腹らしい。



●「AKB48」VS「モーニング娘。'15」
「AKB48」が若年を対象にしているのに対し、「モーニング娘。'15」はサラリーマン臭がする。朝からニュースショーを見ながらモゾモゾしている、そのネタの感じである。矢口真里が現役時代にこれを決定づけた。そしてその意味でいまだモーニング娘。の影の支配者なのである。対してAKB48は、「おニャン子クラブ」を生み出したテレビ番組「夕やけニャンニャン」の伝統を受け継いで、欲求不満な放課後のイメージである。ちなみにモーニング娘。のネーミングの発想元は「夕焼けニャンニャン」であろう。ちょいパクリ専門のつんく♂のやりそうなことである。闘病中まことにすまん。



●つんく♂VS上沼恵美子
いまや姉弟といっても通用する強烈に関西を意識させる2人。そういえば昔ダイナマイト関西という女子プロレスラーがいた、というか現在も「ダイナマイト・関西」として活躍中である。この細かくナカグロを入れてくるあたりがなんとなくつんく♂ふう、関西ふうである。



●マツコ・デラックスVSはるな愛
似ているのはクロスドレッサーというだけ。はるな愛はひたすら女性をめざし、マツコ・デラックスは女性でも男性でもない、逸脱した何者かをめざしている。その何者かとは肉塊関係ではなく知性なんだろうな、たぶん。面白いテーマを与えてやれば静かにおとなしく水中に帰ると思う。



●武井壮VSクリス松村
武井壮とクリス松村がステゴロ対決したら、たぶんクリス松村の圧勝。ステゴロでモノをいうのは身体能力ではなく度胸である。クリス松村には「赤いスイートピー」なんかを歌いながら確実に、手加減なく急所を狙ってくる怖さがある。武井壮は断末魔の最期の一瞬までクソ面白くもないだろう。



●浅田舞VS浅田真央
見るべきは胸があるなしではなくて、聖と賎、貴と俗の、見事な二項対立である。二項対立であるから、一方が輝けばもう一方も輝きを増す。どちらがどちらかわからないこまどり姉妹の栄子&葉子のように、不幸が二乗することもないだろう。どちらを白浅田とし、どちらを黒浅田とするかは見る者の趣味と性格による。お断りしておくが、2人の顔をすり替える鬼畜なフェイクは絶対にご法度である。



●百田尚樹VS春樹VS佳樹
春樹は村上、佳樹は林つまりYOSHIKIである。ここに前東京都知事の猪瀬直樹を加えると4本の樹が集まる。なぜ最初から直樹を入れなかったのだろう? ともかく、モノ書きが3人もいる。共通するのは野心家なのとナルシシストであるところ、そしてその結果嫌われるところである。ある意味イノセントなのである。全員の立場をシャッフルしてもなんとなくやっていけそうである。違いは四人四様のヘアスタイルくらいのものだ。



●村上春樹VS村上龍
村上春樹といえば村上龍。どちらがどうというわけではないが、お調子者の龍が同世代にいたおかげで春樹はずいぶんと助かっている。文学について語れない仲間でいてくれたことがひとつ、風俗的な傾向に歯止めがかかったことがひとつ(not通俗)、そして龍を想定して小説が書けたことがひとつである。小説家としての名前は圧倒的に春樹の方が大きくなったが、春樹の小説のほとんどは龍のデビュー作『限りなく透明に近いブルー』の亜種である。で、龍はといえば自分が『限りなく透明に近いブルー』で何を書いたのか、いまだにまったくわかっていない。



●JフロントリテイリングVSTフロント
Jフロントリテイリングとは、百貨店の大丸や松坂屋を運営するれっきとした会社である。TフロントとはTバックの後ろ前である。前布が極端に細いのである。1990年代半ばのアイドル3人組「ピンク・サターン」は、これで堂々とテレビに出てきたのである。そしていまやTフロントはエロコスチュームの定番扱いになっているらしい。メンズもございます。サイズ分けがあるのかは不明でございます。大丸さまや松坂屋さまではあいにくお取り扱いいただいておりません。 (了)




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