カネの匂いに異常に敏感な知り合いがいる。最近そいつからの連絡がパッタリ途絶えた。
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赤貧を「赤飯」に聞き間違う。
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袋物のインスタント麺もどんぶりに入れて熱湯を注げばカップ麺になるという事実をキミは知っているか？
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インスタントコーヒーは番茶でいれるとうまい。キミは知っているか？
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貧乏治郎、あ、辛坊だった。貧乏のはずがない。ヨットで流されかけたんだもん。オレらだったらイカダだったとこだよー。
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外出のときに鍵をかけるようでは、まだまだ貧乏がたらん。（not辛抱）
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貧乏人には性格のいい人が多い。だから、金がなければ誰にもまったく相手にされないという事実を理解するまでに時間がかかるのである。
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きんけつかっちん。
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断捨離？ ムダなものなど一切ない。しかし心はまったく清らかではない、
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街頭での募金活動を見るたび「私にもぜひ」と思う。
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「いいわよ。出世払いで」「いつもごめん」とひとり芝居をする女。
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信じられないだろうが、駅前通りで空から札が降ってきたことがある。居合わせた数人で拾い集め、そのまま全員でぞろぞろと交番へ届け出た。なんとなく、コメ騒動ってこんな感じかなと思った。
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借金の相手が督促の最中に「○○さん」とか「ね、○○くん」とかこちらの名前をしばしば挟んでくるようになったら気をつけよう。それは「もう逃げられないんだよ。そうとう我慢してやさしく話してあげているんだよ。諦めてさっさと返したほうがいいよ」という意味である。言葉づかいの丁寧さに反比例して、しゃくりあげる角度は鋭くきつくなっていくのである。
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そんなときには、まず相手に向かって顔を正面に据え、静かに目を閉じ、高速で「ムリムリムリムリムリムリムリムリ……」と繰り返すとよい。ポイントは歯を食いしばって唇だけで発語することである。
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それでも相手がひるまない場合には「ああ、○○（自分の名前）もうダメぽ」と呟いて天井を仰ぎ気絶したふりをするとよい。お茶なんかをかけられたら目を閉じたまま、しかしはっきり「ムニャムニャ」といおう。
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それでもまだダメなら脱糞してみよう。脱糞はオールマイティな最強テクだが、糞をひり出すだけではダメで、床に転げ落ちるなりして尻を上に向けるよう工夫することが肝要である。そのままの状態で腰を上下にヘコヘコさせるとなおよい。
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あらかじめ肉類あるいは穀類どちらかに偏った食事をしておくのも一興である。前者は臭いに、後者は量に破壊力が増す。また猛ダッシュで逃げることを考えれば、ブーツや編上げ靴は禁物である。落ちグソが入る。
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なに、株？ 乳酸菌シロタ株なら持ってるぜ。
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貧乏は案外、顔には出ない。ウンコに出る。
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貧者、貧民、オレのことは貧獣と呼んでくれ。
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空のペットボトルに水を入れて持ち歩いた。改めて見ると麦茶のボトルだった。われながらすんごく貧乏くさかった。
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めざし、もやし、駄菓子。
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あまりの金欠に腹立たしくなり、しかし暴れてモノを壊すわけにもいかず、結局ストレッチをした。まあ、そんなもんである。
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自分は心の底では金が嫌いなのではないか、とときどき疑う。
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宝くじを買うと、抽せん日まで金づかいが荒くなる。抽せん日から荒くなるべきところを。
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貧乏肥満なし。
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貧貪教（not ヒンドゥ）。
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食べられる野草が出ているかもしれないと近くの公園へいったら改修工事中だった。私のささやかな税金でなんてことをしてくれるのだ。
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話は変わるが「金太郎」ってほんとうは「金 太郎」らしい。これもまた韓国発祥ってわけで。
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アパートの大家さんの玄関脇の花壇に、こっそり種イモを植えました。
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お金の話題がでると、どんなものでも、なんとなく日割り計算をしてみる。 （了）
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