地上波テレビはいまや完全に老人のものである。大久保佳代子の人気なんかも、もうろくのたまものなのである。
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小藪千豊は実に細々と気が付く。祝日昼間のワイドで芸能人の離婚特集をやれば「お子さんも見ていらっしゃると思うんでいっときますけど、結婚って本当はいいもんなんですよ」とフォローを忘れない。しかし堂々シャクを喰ってそれをやるのである。若干、野暮である。小ヤボ千豊である。
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夢の中で「ちっと、ちっとぉ」と呼び止められて振り向くと、志村けんの「変なおじさん」だった。アゴを突き出し口角を上げ、肘を張って歌ったり踊ったりするのだが、ちっとも面白くない。そのうち「変なおじさん」は徐々に縮んで幼稚園児の背丈になった。爆笑した。志村けんがめざしているのは「変な子ども」なのだと思った。
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太田光はちっちゃなちっちゃな進撃の巨人である。
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光と光代、夫婦そろって目が怖い。
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今日は500円も持ってるからちょっとお金持ちだよう。小学生じゃないよう。立派なオトナだよう。
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友人関係が煩わしくなったら、なかのひとりに。借金を頼めばいい。金額3万円、返済期間1年くらいで。
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仰向けに寝ると痩せてえぐれた腹の皮が突っ張って痛い。
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金ナントカって名前が気になる。
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割高な小ロットパッケージ、買いたたくリサイクルショップ。売るときも買うときも、やっぱり貧乏人はいじめられるのである。
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タモリのいいとも御殿、神田うののパンスト御殿、松居和代の風水御殿、オレらのバカ殿。
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「困ったことがあったらいつでも相談にきてくださいね。お金以外のことならよいアドバイスを
さしあげられるかもしれません」と、いつも先回りされる。
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利用者の便を考えてトイレを設置してあります。
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ベイベ、頼むからオレのほうを向いて、左右同時にビューラーを使うのは止めてくれ。
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去年も今年も年賀状が来ていますが、あなたは誰ですか? といまごろ電話が来た。実はこちらも年賀状をいただいたので返信しただけで、相手が誰なのかわからなかったのである。結局、他人だった。不思議である。
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クシャミとセキとオナラが同時に出た。死ぬかと思った。
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中学生の弟が作った学習計画表を見ると32歳で結婚するところまでできていた。
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試験科目を知らないまま大学受験にいきました。自分でも本当に何をやっているのかわかりません。
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中学2年生のとき、ネイティブの英語講師が来て、クラス全員が順番に何でもいいから一つずつ質問することになりました。全員が「What's your name?」と質問すると、ネイティブは最後にはやっぱり怒ってネガティブになりました。
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歯の治療が痛かったので、無意識に医者のチンコを握りつぶそうとしていた私です。
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話の腰を折る、鼻っ柱を折る、心が折れる。さて、いちばんにぎやかなのはどれでしょう?
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会社の先輩は行きつけのスナックで必ず「エロッス」と挨拶をする。70歳近い店のおババは
「オスッメスッキスッサスッ」と元気よく答える。まるで中学生である。
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人生は七転び八百長 (了)





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