2015年6月13日土曜日

利害が絡むオトナの情事。おっと事情




元SKE48のグラビアアイドル、佐藤聖羅(23)が5月放送の「ブラマヨとゆかいな仲間たちアツアツっ!」で、「枕営業はほんとうにしたことがない」が誘われたことはあるという発言をして、その経緯を説明していた。「枕営業」、なんと典雅な響きの言葉であろうか。



プロダクションの社長が新人の女性タレントを割烹旅館かなんかに連れていき、実力者にひきあわせて「このコです。まあ、ひとつお手柔らかに。ふぇっふぇっふぇっ」とかなんとかいって置いてくる、いまさらこういうのばかりが「枕営業」ではなかろう。


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「枕営業」がもっと個人的に行われるとすれば、さまざまな態様が考えられる。女は「枕営業」だと思っても、男は単純にふつうの遊び、「モテた」としか考えていないという場合も当然考えられる。佐藤聖羅の場合も、まあ、そんな感じである。



どこから「枕営業」でどこまでが「枕営業」ではない、という一線は引けるのか? 男の口説き文句に仕事面での優遇の約束があれば「枕営業」なのか? いやつまりこれ、セクハラ、パワハラと同じで、女が「枕営業」に誘われたといえばそういうことになるのだろう。


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しかしそーんなことはどうでもいいのである。視聴者の大部分は、「枕営業」ってほんとうにあるの? なんてドキドキしながらテレビを見守るほどナイーヴではない。視聴者が興味をもって眺めているのは、「枕営業」をテレビでどこまで赤裸々に取り扱えるか、なのである。いってみればテレビそのものに対する興味である。番組のプロデューサーが出てきて「いやぁ何人食っちゃったかなあ」とかいいださないのはわかっていて、茶番を楽しんでいるのである。



同じようなことは「枕営業」にかぎらず、タレントのギャラやプロダクション同士の力関係、個々の人間関係などでもいえる。平成ノブシコブシの吉村崇(34)の給料が150万円だろうが1500万円だろうが、そんなことはどうだっていいのである。それをどこまであからさまに扱えるのかに興味があるのである。



で、こうしてテレビの限界を探って遊べるジャンルは芸能しかないのである。スポンサータブーや政治、差別問題などへのアプローチの期待はもうとっくの昔に捨てた。少なくとも私の場合は。


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そしてそんな海千山千の視聴者に面白がられたのが、いわゆる毒舌タレントである。「毒舌」とはいっても、その内容を点検すればしごくまっとうであることが多い。マツコ・デラックス(42)が典型である。だからその表現、取り扱いにおいてテレビの限界ギリギリを踏んでいく曲芸ができなくなれば、ただのご意見番に成り下がる。和田アチャ子(65)である。



毒舌タレントは、テレビがその芸能界の裏側的テーマをどこまで赤裸々に取り扱えるかという視聴のポイントを、個人の責任において一身に背負わされている。そして行き過ぎがあれば切られる。局からすればそのためのトカゲのしっぽでもある。しかも行き過ぎなければ、すぐにつまらなくなったとか、ご意見番とかの汚名を着せられるのである。



さて、番組MC、ブラックマヨネーズの月面ヅラ、吉田敦(41)のしめくくりのコメントはどうだっただろうか? 「(枕営業は)絶対あると感じましたね」。バカである。まったく救いようのないバカである。箸にも棒にも掛からないとはこのことである。可哀想だが先は長くない。 (了)



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